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最初のパロミノ:AMDがMobile Athlon 4をリリース

「Athlon 4」を支えるテクノロジー

AMDの次期「Palomino」コアについては、ここ数ヶ月、多くの議論が交わされてきました。「Athlon 4」の設計に関する情報は、基本的に消費電力と発熱量の削減に留まるというものでした。当然のことながら、「Palomino」の性能向上に対する期待は低かったのです。しかし本日、AMDはついにその幕を開け、新型「Athlon 4」プロセッサの魅力的な姿を公開しました。「Palomino」は「Thunderbird」を大きく凌駕する性能ではないものの、前世代機と比べて十分な性能向上を果たしていることは間違いありません。それでは、「Athlon 4」の新機能をすべて見ていきましょう。

電力要件と発熱量を20%削減

Athlon 4のダイはほぼ正方形になり、以前の「Thunderbird」Athlonプロセッサと比較して形状が大きく異なります。これだけでも、Athlon 4が完全に再設計されたことがわかります。トランジスタ数は、Thunderbirdの3,700万個からPalominoの3,750万個へと50万増加しました。Palominoのダイの表面積は128mm²で、Thunderbirdの120mm²よりわずかに大きいだけです。新しいチップ設計により、Athlonの消費電力は20%削減され、発熱も大幅に減少するという論理的な効果もあります。デスクトップおよびワークステーションのPalominoは、おそらくコア電圧1.5Vで動作しますが、本日リリースされたMobile Athlon 4の電圧要件はさらに低くなります。これについては、この記事の後半で詳しく説明します。

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