クアルコムは新しいブログで、LG G4、One Plus 2、Nexus 6P、Nexus 5Xに搭載されているSnapdragon 810やSnapdragon 808などの最新チップが、低光量での写真撮影をどのように改善できるかを述べた。
スマートフォンのカメラセンサーはプロ仕様のカメラよりもはるかに小さく、取り込める光量もはるかに少なくなります。ピクセルが小さいほど、取り込める光量も少なくなります。そのため、Googleは1/2.3インチのセンサーで12MPの解像度しか採用していません。一方、他社は同サイズ、あるいはより小型のセンサーで16MPや23MPの解像度を採用し始めています。Googleはこうしてピクセルサイズを1.55μmまで拡大することに成功しましたが、競合他社のピクセルサイズは依然として1.0~1.1μmにとどまっています。
これにより、Google の新しい Nexus スマートフォンは暗い場所で大きな利点を持つようになり、同社は以前の Nexus 5 に搭載されていた光学式手ぶれ補正機能を廃止できると考えました。
それでも、クアルコムは、ピクセルが捉える光量が足りない場合もあると述べています。この対策として、ほとんどのスマートフォンカメラは、そうしたピクセルの光感度を上げようとしますが、それはノイズの増加を伴います。
同社によると、高速な画像信号プロセッサ(ISP)と、ウェーブレットノイズリダクション(WNR)や時間的ノイズリダクション(TNR)といった技術を用いて、写真のノイズを低減しているという。Snapdragonプロセッサはまた、ローカルトーンマッピング(LTM)を用いて、写真の露出やディテールを損なうことなく、必要な部分を明るくする。
近々登場するSnapdragon 820は、低照度性能と画像の鮮明度をさらに向上させると期待されています。新しいSpectra ISP、Hexagon 680 DSP、Adreno 530 GPUが連携し、Snapdragon 820搭載スマートフォンの写真品質を向上させます。今後、スマートフォンの写真撮影は、新しいセンサーだけでなく、画像処理を支えるますます高性能化するスマートフォンチップによっても、飛躍的な進歩を遂げていくでしょう。
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ルシアン・アルマスは2014年初頭にTom's Hardwareに入社しました。モバイル、チップセット、セキュリティ、プライバシーなど、テクノロジー業界におけるあらゆる関心事に関するニュース記事を執筆しています。Tom's Hardware以外では、起業家になることを夢見ています。