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第11世代Intel Tiger Lake-U i7プロセッサーのベンチマーク

Intelの得意技といえば、紛らわしい製品ラインナップを作ることです。最新のリークは、第11世代Intel Core i7-1185G7に関するものです。これはTiger Lake-U CPUで、先日発売されたばかりの第10世代Comet Lake-Hチップではなく、昨年8月に発売された第10世代Ice Lake-Uチップの後継となります。

このリークは、Twitter のハードウェア リーカーである @_rogame と @Tum_Apisak によって提供されたもので、両氏は新しい Tiger Lake-U i7 チップのハードウェアの詳細とベンチマーク結果を共有しました。

i7-1185G7はハイパースレッディング対応の4コアを搭載し、Intelの「G7」グラフィックスブランドを搭載し、Xeグラフィックスアーキテクチャを採用していると思われます。このチップはベースクロックが3.0GHz(Ice Lakeより700MHz向上)で、ブーストクロックは同等と報告されていますが、これは初期段階のシリコンであるため、これらの数値は今後変更される可能性があります。 

(画像クレジット: @_rogame/Twitter)

Ice Lake-Uラインナップの最高峰がi7-1065G7だったことを考えると、この上位モデルは前モデルよりも高い周波数帯になると予想されますが、コア数には少々がっかりせざるを得ません。現時点では、i7(効率重視のモデルとはいえ)は最低でも6コアを搭載すると予想していました。しかし、Intelが10nmプロセスで歩留まり問題を抱えていることを考えると、この新型モデルにコア数が増えないのは当然と言えるでしょう。 

リークされたデータによると、i7-1185G7はTime Spyベンチマークでグラフィックススコアが1296ポイント、物理スコアが2922ポイント、合計スコアが1414ポイントとなっています。これは決して好ましい数字ではありませんが、これはチップがブーストなしで静的3GHzで動作していることによるものと考えられるため、まだ他のものと数値を比較するのは公平ではありません。

それでも、このチップは 10nm 製造プロセスで生産されるため、新しいマイクロアーキテクチャの利点は言うまでもなく、少なくとも Intel は効率性と熱対策の面で有利となるでしょう。 

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