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Linux Mesa 23.3 グラフィックス ドライバーで AMD RDNA 3 リフレッシュ コードが発見される

数時間前、AMD RDNA 3 Refreshの初期サポートを提供すると思われる、新しいLinuxグラフィックドライバコードが発見されました。Phoronixによると、Mesa 23.3リリースには、RadeonSI Gallium3DドライバのGFX11.5サポート用の新しいコードが含まれています。ちなみに、現在のLinux Mesa 3Dグラフィックライブラリでは、RDNA 3 GPU使用時にOpenGL、Vulkan、その他のグラフィックAPIを高速化するためにGFX11サポートが有効になっています。

GFX11のバージョン番号がわずか0.5増加したことは、RDNA 3グラフィックスのマイナーリフレッシュが近づいていることを示唆しています。情報筋によると、次期Mesa 23.3リリースに含まれるGFX11.5対応コードは「非常に小規模で、主に既存のGFX11.0 / Navi 3xドライバのコードパスに沿ってGFX11.5を追加することを目的としている」ため、マイナーリフレッシュの可能性はさらに高まります。 

もしそうなれば、AMD RDNA 3のリフレッシュもそう遠くない未来に実現するはずです。GFX11.5の新しい有効化コードを搭載したMesa 23.3は、今四半期中にリリースされる予定です。

Mesa 3Dコード

(画像提供:Phoronix)

AMD RDNA 3のリフレッシュに関する噂は、Mesaドライバの変更以外に裏付けとなる証拠がほとんどないため、懐疑的に受け止めるべきです。さらに、噂の重みから判断すると、AMDが検討していたRDNA 3のリフレッシュは中止されたと見られています。AMDはRadeon RX 7700 XTとRX 7800 XTのリリースに非常に遅れをとったことを思い出してください。

MesaのGFX11.5サポートに関する以前のPhoronixレポートでは、ドライバの調整はRyzen 8000「Strix Point」シリーズAPUのリリースに対応するためだと説明されていました。これらの新しいAPUは、RDNA 3.5アーキテクチャを採用した統合型RDNA 3 GPUに調整を加えた可能性があります。

まとめると、Linux版Mesa 23.3リリースでは、何らかの新しいAMD GPUのサポートが追加されているようです。しかし、噂によると、Radeon RX 7050シリーズの新しいディスクリートGPUは期待できず、RDNA 3.5をサポートするRyzen 8000 APUが期待されるようです。いずれにせよ、Linuxユーザーはリリース初日から最新のAMDシリコンの恩恵を受けられるようになると期待するのは良いことです。

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