先月、AMDは4GBグラフィックカードが過去のものになったことを公式に認め、Radeon RX 5500 XTの8GBモデルは4GBモデルと比べて最大24%のパフォーマンス向上を実証したと述べました。しかし、ASUSはPhoenix Radeon 550のリリースを諦めていません(@momomo_usで発見)。
Phoenix Radeon 550(PH-550-2G)は、市場で最高のグラフィックカードを作るというよりも、古いチップを捨て去ろうとした試みと言えるでしょう。コンパクトなデュアルスロット設計を採用し、全長は19.2cmと、スモールフォームファクター(SFF)PCに最適です。
Asus は Phoenix Radeon 550 に、円形ヒートシンクと、防塵性 IP5X 認証を誇る単一のデュアルボールベアリング冷却ファンで構成されるシンプルな冷却システムを搭載しました。
Phoenix Radeon 550は、TSMCの14nmプロセスノードで製造されたAMDのPolaris 12(コードネームLexa)シリコンを搭載しています。Lexaは、最大1,183MHzまでブースト可能な512基のストリームプロセッサ(SP)を搭載しています。メモリに関しては、Phoenix Radeon 550は64ビットメモリインターフェースを介して2GBの6Gbps GDDR5メモリを提供します。メモリのリファレンス仕様は7Gbpsであるため、ASUSはPhoenix Radeon 550に低速のメモリチップを搭載することで、性能をある程度削減しているようです。
Phoenix Radeon 550は、グラフィックカードのマルチ出力により、最大3台のディスプレイを同時にサポートできます。ASUSは、このグラフィックカードにDVI-Dポート、HDMI 2.0bポート、そしてDisplayPort 1.4出力を搭載しています。
Radeon 550は50Wのグラフィックカードなので、PCIe電源コネクタに依存せず正常に動作します。400Wの電源ユニットがあれば、グラフィックカードに十分な電力を供給できます。
Asus は Phoenix Radeon 550 グラフィック カードの発売時期や価格をまだ明らかにしていません。
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