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ASRockがAmpereに進出:ディープMicroATXに最大128個のArmコア搭載

ASRock Rackは、AmpereのAltraおよびAltra Maxプロセッサに対応した初のマザーボードを披露し、Armベースのサーバー事業への参入を宣言しました。Computexで展示されたALTRAD8UD-1L2Tは、最大128個のArmv8コアを搭載し、データセンターグレードの拡張性と管理性を備えた小型サーバーやワークステーションの構築に使用できます。 

ASRock RackのALTRAD8UD-1L2Tは、32~128コアのAmpere AltraおよびAltra Max CPUをフルサポートし、DDR4-3200モジュール8枚で最大2TBのメモリを搭載可能です。さらに、このマザーボードは、Ampereの第1世代Altra MaxデータセンターSoCが備える豊富なI/O機能(x2およびx4の分岐機能を備えた128レーンのPCIe Gen4レーンを含む)を活用しています。  

アスロック

(画像提供:Tom's Hardware)

ASRock ALTRAD8UD-1L2Tプラットフォームの特徴の一つは、同社独自のDeep microATXフォームファクタを採用していることです。そのため、通常のmicroATXシャーシには搭載できません。実際、標準ATXやFull ATXタワーに搭載できるかどうかも不明です。しかし、ASRock Rackは、このマザーボードをラックやデスクトップ環境に搭載するためのシャーシを提供する可能性があります。

ALTRAD8UD-1L2Tに関する疑問の一つは、そのターゲット市場です。AmpereのAltraおよびAltra Maxプロセッサはクラウドワークロード向けに設計されているため、クライアントマシンとして使用することは、クラウドソフトウェア開発以外ではほとんど意味がありません。しかし、ASRockはAmpere CPU向けのmicroATX風プラットフォーム市場が、この市場に対応できるほど有望であると確信しています。

ASRock Rack は、Foxconn、Gigabyte、HPE、Supermicro、Wiwynn に続き、Ampere Altra プロセッサに基づくプラットフォームを提供する 6 番目の企業です。 

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