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Microsoft Edgeのポップアップはパフォーマンスを奪う拡張機能を強調表示します。UIにより、問題のあるツールを簡単に切り替えることができます。
マイクロソフトエッジ
(画像提供:Microsoft)

Microsoftは、Edgeウェブブラウザに新しい拡張機能パフォーマンス検出機能を導入すると発表しました。この機能は、まずEdge Canary 130のユーザーを対象に展開されます。「Canary」は、Microsoft Edgeのベータビルドブランチです。このパフォーマンス検出機能は、アクティブなパフォーマンスモニターとして機能するのではなく、問題となる拡張機能によってブラウザの動作が継続的に低下している場合に、ポップアップアラートダイアログとして表示されます。この場合、Microsoft Edgeは問題の拡張機能を通知し、パフォーマンスへの影響をパーセンテージで表示します。また、拡張機能を1つまたはすべて無効にするための切り替えボタンも提供します。

エッジパフォーマンス

(画像提供:Microsoft)

全体的に見て、拡張機能パフォーマンス検出機能は、誤検知などの問題が起こらない限り、かなり優れた機能になりそうです。技術にあまり詳しくなく、Microsoft Edgeをデフォルトで使用することになる多くのユーザーにとってメリットとなるはずです。例えば、コンピューターにあまり詳しくない高齢者の多くは、この機能がないと拡張機能が問題を引き起こしていることに全く気づかないかもしれません。

Canaryブランチでは選択的に自動展開されますが、ユーザーは「edge://flags/#edge-performance-extension-detection」にアクセスし、適切なドロップダウンを「有効」に設定することで、手動でオプトインできます。このように設定した場合、この機能が必要になる可能性は少なくともわずかに低くなりますが、それでも有効化することで大きな効果が得られる可能性があります。Microsoft Edge向けに拡張機能を最適化したい開発者、あるいは少なくとも教育目的の開発者にとって、これはほぼ必須の機能となるでしょう。

Microsoft Edgeに最近追加されたRAM制限機能と並んで、この機能は、EdgeをGoogle Chromeに代わる、真剣で競争力のある、パフォーマンス重視の代替ブラウザにしたいというMicrosoftの意向を反映しているようです。メモリ使用量を制限し、速度低下の原因となる拡張機能を通知する機能は、多くのEdgeユーザーにとって、特にゲームやその他の負荷の高いタスクをPCで実行しながらブラウザを使いたいユーザーにとって役立つはずです。 

Microsoftが今後もEdgeにこのようなパフォーマンス重視の設定やオプションを導入してくれることを期待しています。Chromeは今や広く普及しており、EdgeでもChromiumレンダリングエンジンが使用されていますが、他社が競争力のあるエクスペリエンスを提供し、このような拡張機能のパフォーマンスデータを公開してくれる方が市場にとって良いでしょう。

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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。