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企業におけるパッチ管理 パート1
対処すべき一般的な問題
エンタープライズレベルの環境では、セキュリティパッチの適用に関して対処が必要な問題がいくつかあります。これらの問題は、多くの場合、自動化ツールや手動プロセスを通じて対処できます。ここでは、よくある問題をいくつか見ていきましょう。
リモートクライアントへのパッチ適用
ダイヤルアップやVPNサービス経由でネットワークにアクセスするリモートクライアントが多数存在する場合、パッチ適用が問題となる可能性があります。Microsoft(または他のベンダー)が毎月リリースするパッチの数によっては、低速リンクで接続されたマシンに数メガバイトのパッチを適用しなければならない場合もあります。
技術的な側面では、いくつかのパッチ管理ツールは、バックグラウンド・インテリジェント転送サービス(BITS)を活用して、利用可能な帯域幅をすぐにすべて占有することなく、リモートクライアントにパッチを少しずつ配信することができます。ユーザーが切断しても問題ありません。パッチのダウンロードは、ユーザーが次に接続したときに再開されます。
上記が不可能な場合は、手動で実施できるプロセスがあります。組織によっては、今でも毎月CDを作成し、リモートクライアントに郵送で配布しているところもあります。月次セキュリティパッチは「Run-as Pro」にカプセル化することで、ローカル管理者権限を持たないユーザーでもインストールできます。
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