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RISC-V搭載BeagleVボードが新たなコラボレーションを通じて発表

RISC-V CPUアーキテクチャは、様々なデバイスで進化を遂げています。はんだごてや腕時計からデスクトップコンピュータまで、オープンソースのRISC-V CPUは2021年に大きな影響を与えると見込まれています。Seeed StudioとBeagleboardは本日、大手RISC-VソリューションプロバイダーであるStarFiveとの正式な提携を発表しました。今回の発表の焦点は、Linuxを搭載し、デュアルコアRISC-Vを搭載した手頃な価格のシングルボードコンピュータ(SBC)であるBeagle Vです。

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ビーグルV RISC-V SBC
(画像提供:Seeed、BeagleBoard、StarFive)

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プロセッサSiFive U74 RISC-V デュアルコア、2MB L2キャッシュ、1.5GHz
行1 - セル0コンピューティングビジョン向けビジョンDSP Tensilica-VP6
行2 - セル0NVDLAエンジン(構成2048 MAC@800MHz)
行3 - セル0ニューラル ネットワーク エンジン (1024MAC@500MHz)
メモリ8GB LPDDR4 (2 x 4GB LPDDR4 SDRAM)
ビデオ処理ビデオデコーダー/エンコーダー(H264/H265) 最大1チャンネル 4K@60FPSまたは8チャンネル 1080p@30FPS
行6 - セル0ISPのデュアルチャネル、各チャネルは最大4K@30FPSをサポート
行7 - セル02 x MIPI-CSI、1 x MIPI-DSI
行8 - セル01 x HDMI、最大1080P@30FPSをサポート
行9 - セル0ISPおよびAI処理後のビデオ出力用のMIPI-CSI TXをサポート
行 10 - セル 0JPEG エンコーダ/デコーダ
周辺機器USB 3.0 ポート x 4
行 12 - セル 0ギガビットイーサネット x 1
行 13 - セル 03.5mmオーディオジャック×1
行 14 - セル 040 ピン GPIO ヘッダー (28 x GPIO、I2C、I2S、SPI、UART)
行 15 - セル 0オペレーティングシステムとデータの保存用の MicroSD カードスロット
行 16 - セル 0Wi-Fi 2.4GHz b/g/n および Bluetooth 4.2 x 1
行 17 - セル 0USB Type-C(5V@3A)による電源供給
行 18 - セル 0リセットボタン x 1、電源ボタン x 1

Beagle Vの本質は依然としてSBCであり、いわゆる「標準的なポート構成」と言えるものを備えています。USB 3.0ポート4基、ギガビットイーサネット、Micro SDカード、そして1080P 30fps対応のHDMIポート1基を備えています。40ピンGPIOはRaspberry Pi HATとの互換性を示唆しており、ピン配置をざっと見ると、標準デジタルI/O、I2C、SPIが正しくマッピングされているように見えます。デュアルカメラ(CSI)とシングルディスプレイコネクタ(DSI)は、Beagle VがRaspberry Pi公式カメラおよびディスプレイと互換性がある可能性を示唆しています。ワイヤレス接続は2.4GHz WiFiとBluetooth 4.2で提供されます。5GHz WiFiとBluetooth 5.0が搭載されていないのは残念ですが、なくても問題ありません。電源はUSB-Cポートから供給され、データシートによるとBeagle Vは5V/2Aを必要とするようですが、3A供給があればさらに便利です。

Beagle Vは4GBモデルが119ドル、8GBモデルが149ドルと、Raspberry Pi 4よりもわずかに高価ですが、RISC-VやAI愛好家にとっては、これほど強力なRISC-Vマシンとしては安い価格です。3月に早期アクセス版がリリースされ、2021年9月からはより大規模な提供が開始される予定のBeagle Vは、AIや機械学習プロジェクトにおいてNvidia Jetsonの有力な競合となるでしょう。Raspberry Piの直接的な競合ではないかもしれませんが、両者を比較してそれぞれの長所と短所を比較してみるのは興味深いでしょう。

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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。