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Smartipresence: 手頃な価格で手軽に使えるテレプレゼンスロボット

テレビドラマ「ビッグバン★セオリー」でシェルドン・クーパー博士が使用したようなテレプレゼンスロボットは高価で、製作も困難です。AltrubotsとThe Crafty Robotは本日、Kickstarterで独自のデスクトップテレプレゼンスロボットをローンチしました。出資額は62ドル(50ポンド)からとなっています。

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Smartipresenceロボットキット
(画像提供:Altrubots / The Craft Robot)

Smartipresenceは、ゴムバンドとネジを使用したシンプルながらも堅牢な段ボール製のシャーシを持つロボットです。スマートフォンを多関節式ホルダーにセットし、Bluetooth経由でSmartibot NRF 52シリーズ ARM Cortex-M4F制御ボードに接続します。遠隔操作は、「パイロットリンク」を別のデバイスに送信することで実現し、パイロットデバイスからSmartipresenceにビデオをストリーミングできます。操作は画面上のボタンで行い、ロボットを任意の方向に動かしたり、アームの角度を調整したりできます。 

Espruino JavaScript ウェブインターフェース

(画像提供:Tom's Hardware)

ロボットのコード記述は、Espruinoと呼ばれるマイクロコントローラ向けJavaScriptのバージョンによって可能になりました。初心者のプログラマーはブロックベースの言語を使ってロボットの制御を学ぶことができ、経験豊富なプログラマーはJavaScriptを直接操作することができます。どちらの方法もWebブラウザ経由で実行できるため、どのデバイスからでも素早く簡単にアクセスできます。

Smartipresenceロボットキット

(画像提供:Altrubots / The Craft Robot)

英国の読者は、ロス・アトキン氏をご存知かもしれません。研究者、デザイナー、エンジニアである彼は、BBCの「The Big Life Fix」に出演し、発明家やエンジニアが困窮している人々のために人生を変えるような解決策を開発したことを紹介しました。「今、大切な人に会えないのはつらいことです。何か助けになるものを作りたいと思いました」とロス・アトキン氏は説明します。「テレプレゼンスは便利かもしれないと思いましたが、企業環境向けに何千ドルもするようなロボットはだめだと思いました。Smartibotキットにはすでに、一般家庭で使える本当に使いやすいテレプレゼンスロボットを作るために必要な部品のほとんどが含まれていることに気付きました。そこで、体験をできる限り良いものにするために追加の段ボール部品を設計し、Altrubotsと協力してソフトウェアを組み立てました。素晴らしい出来栄えです。実際にどこかにいるのと同じではありませんが、ビデオ通話よりははるかに優れています。」

Smartipresenceロボットキット

(画像提供:Altrubots / The Craft Robot)

このキットには、DCモーターを含むテレプレゼンスロボットを作るために必要なものがすべて揃っているので、あとは予備のスマートフォンを追加するだけで済みます。Kickstarterのページから、ご自身のロボットを直接ご購入いただけます。

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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。