
Tom's Hardwareでは、「気分次第」で始めたユニークなプロジェクトを数多く取り上げていますが、本日のニュースルームでは、いくつかの定番プロジェクトに注目しました。モールス信号と、蓋を閉めるだけでモールス信号を入力するオープンソースアプリ「Open and Shut」です。GitHubでJesse Li氏が公開した、まさにその名の通り「Open and Shut」です。専用のWaylandブランチも存在するこのLinuxプロジェクトは、Lenovo Thinkpadでデモされました。Thinkpadは、あなたのノートパソコンよりも耐久性が高いかどうかは定かではありません。このプロジェクトを検討する前に、ベゼルやヒンジが薄くて脆いことにご注意ください。
いずれにせよ、これはなかなか面白いプロジェクトです。ただし、モールス信号に精通している人にとっては、モールス信号を使ったコミュニケーションの最も効果的な方法とは程遠いかもしれません。とはいえ、ノートパソコンの耐久性に全く不安がないのであれば、特に画面が頑丈でヒンジが摩耗している古いマシン、例えば何年も前に買った壊れたゲーム機のコントローラーなど、いじってみるのに楽しいプロジェクトになるかもしれません。
過去には、Raspberry Piでのモールス信号の送受信や、Telegramメッセージを点滅するモールス信号に変換するRaspberry Pi Zero Wの改造といったトピックも取り上げました。現代において、モールス信号の現実的な利用法は、ほとんどの消費者のニーズをはるかに超えています。しかし、モールス信号は、他の電子的な手段が利用できない、あるいは失敗する可能性がある用途において、依然として非常に価値があります。例えば、飛行機や船の通信や、歴史上数々の悪名高い救助活動などです。
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とはいえ、このちょっとしたLinuxラップトップ改造で歴史を作るというよりは、有効にしてインストールしておけば、どれだけ長く使っても楽しめるでしょう。オープンソースでモールス信号のキーボード入力にも使えますが、もっともっと馬鹿げた使い方もできるかもしれません。この改造には大きな可能性があります。
より現代的な通信関連ニュースとしては、1月に3キロメートルを超えるWi-Fiがリアルタイムビデオ通話で実演されました。Windows 11は2月にWi-Fi 7のサポートを開始しました。こうした進歩は、世界中のほとんどのWi-Fiルーターが、適切に設定されていない限り、限られた数の混雑した無線チャネルで無秩序に通信することになることを意味します。世の中には、1830年代に起源を持つモールス信号を今でも使っているマニアやオタクもいます。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。