HTC Viveの発売日に、Valveは新発売のVRシステムの機能を紹介する複数のビデオを掲載したウェブページを公開しました。数々のビデオクリップの1つに、ValveはDOTA 2の意外なVR機能のプレビューを忍び込ませていました。そして今、その機能が利用可能になりました。
プレビュー映像には、Vive HMDでDOTA 2の試合をライブ観戦したい人のための観戦ゾーンらしきものが映し出されていました。壁には巨大スクリーンが設置され、試合の模様が映し出されていました。左右には試合に参加するヒーロー全員の等身大アバターが並び、部屋の中央にはマップの模型が置かれていました。ValveはDOTA 2のVR観戦モードの現状について沈黙を守っていたため、Valveが近々開催するDOTA 2世界選手権「The International」に間に合うかどうかが注目されていました。
しかし、もうそんな心配は無用です。Valveは7月27日に配信されたThe InternationalのDOTA 2 Compendiumアップデートの一環として、 DOTA 2 VR Hubをリリースしました。VR Hubでは、プレイヤー自身と最大15人が、巨大なバーチャルスクリーンでライブマッチを観戦したり、録画されたリプレイを視聴したりできます。観戦ルームの両側に等身大のヒーローアバターが表示されることは既に知っていましたが、戦闘中にそれらを実物大で体験できるようになるとは知りませんでした。
目の前のマップ上のポイントを選択すると、アクションの現場へ直接移動できます。カメラを操作できるので、アクションを俯瞰することも、ヒーローたちに近づいて間近で見ることもできます。マップ上に移動したら、好きな場所へテレポートできます。
DOTA 2 Compendium のアップデートはすでにリリースされています。DOTA 2をインストール済みの場合は、既に適用されています。ゲームの Steam ライブラリページの「ベータ」タブからDOTA 2 VR Hubにオプトインする必要があります。DOTA 2 VR Hub をインストールすると、 DOTA 2 を起動するたびに VR Hub を開くように促されます。SteamVR が起動していて「VR でプレイ」を選択すると、VR Hub が自動的に起動します。
興味深いことに、 DOTA 2 VR Hubのシステム要件では、i7-3930Kと同等以上のCPUが求められています。古いi5をお使いの場合、この要件の提案に基づいて問題が発生する可能性があります。
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