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マイクロコントローラー搭載のランチボックスがQRコードメニューの印刷版を作成

一部のレストランでは、従来の印刷されたメニューの使用をやめ、QRコードをスキャンすることでのみアクセスできるデジタルメニューを導入しています。メーカー兼開発者のガイ・デュポン氏が立ち上げたこのプロジェクトは、どうしても紙のメニューを読みたいという人のために設計されています。デュポン氏は、QRコードをスキャンして表示されるURLにあるデータに基づいてメニューを作成する、ポータブルなランチボックスプリンターを開発しました。

このデバイスはスキャンと印刷の両方に対応しているため、レストランに導入し、QRコードメニューをスキャンしてテーブルで印刷できるようにするというアイデアでした。この場合、デュポンはESP-32マイクロコントローラーを汎用サーマルプリンターに接続して使用しています。このモジュールはインターネットに接続でき、メニューデータを取得できます。

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ESP-32
(画像提供:ガイ・デュポン)

デュポンはプロセスを5つの段階に分割しています。まず、デバイスはQRコードをスキャンしてURLにアクセスします。そこから、Playwrightと呼ばれるMicrosoftのソフトウェアライブラリを使用して、そのウェブサイトのスクリーンショットをキャプチャします。ウェブサイトがPDF形式の場合はダウンロードされ、そうでない場合は、スクリーンショット画像からテキストがスキャンされます。

このテキストはChatGPTに送信されます。メニューテキストの要約とフォーマットをリクエストし、ChatGPTからの応答をサーマルプリンターで印刷します。これにより、ウェブサイトにアクセスすることなく、メニューのリアルタイムコピーを入手できるようになります。必要なのはインターネット接続だけです。

デュポン氏は、このデバイスがSeeed Studio Xiao ESP-32 S3マイクロコントローラを搭載していることを確認しました。プロジェクトで使用されているソフトウェアはオープンソースであり、GitHubで公開されており、誰でも利用できます。Hackadayでプロジェクトの詳細な説明を掲載する予定となっています。

このプロジェクトをもっと詳しく見てみたい、あるいは実際に動いているところを見たい方は、YouTubeでデュポンの完全版ビデオをご覧ください

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