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インテルの14nm Fab 42製造施設を初公開
同社初の量産14nm工場となるFab 42の建設がアリゾナ州チャンドラーで開始され、フィナンシャル・タイムズ紙の記事とVLSIリサーチのアナリストが公開したスライドショーでその様子が報じられています。この大規模な新工場は、インテルにとって建設費が50億ドルを超える初の工場となり、オレゴン州ヒルズボロにある高く評価されているD1X開発工場のコンセプトをある程度踏襲しています。Fab 42では「コピー・エグザクト」アプローチも採用され、D1X開発工場の環境を量産施設において、室内温度や空気質など、極めて詳細に再現することで、D1Xと同等の生産歩留まりを達成することを目指しています。
Fab 42の特徴は、D1Xと同様にモジュール型のファブ(製造、開発、研究の3つのセクションに分かれている)であることです。しかし、Fab 42はD1Xよりも先進的で、大幅に規模が拡大しています。この新工場は、450mmウェーハに対応した初の量産施設でもあり、Intelが2001年に130nmプロセッサ世代で導入した現行の300mmウェーハ世代と比べて、大幅な経済的な優位性をもたらします。
Fab 42 は来年中にオンラインになる予定です。
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