
時折、 Raspberry Piを使ってハードウェアを改造したいというメーカーがいますが、私たちも大賛成です。今日は、Printablesで知られるメーカー兼開発者のAforsbergが作ったクールなサーバーラックのアップグレードをご紹介します。Raspberry Pi Picoを使って、1983年の映画「ウォー・ゲーム」に登場するWOPR(War Operation Plan Response)コンピューターを彷彿とさせるクールなLEDマトリックスセットアップに電力を供給しています。
映画に登場するWOPRコンピューターは、非常に独特な美的感覚を備えており、その最大の特徴は、ランダムに変化するLEDのマトリックスパネルです。Aforsberg社は、このようなパネルを自社のサーバーラックに実装したら面白いだろうと考え、お気に入りのマイクロコントローラー、Raspberry Pi Picoを使ってゼロから作成することにしました。
Raspberry Pi Picoは、MAX7219モジュールで駆動するデイジーチェーン接続された8x8 LEDマトリックスパネルに接続されています。これらは市販の部品で、数ドルで入手できる場合が多いです。これらの部品をサーバーの1Uスロットに収めるため、Aforsberg氏は3Dプリントして取り付けることができるカスタムマウントブラケットを作成しました。このブラケットは、このプロジェクトを再現したい方であれば誰でもダウンロードして自宅で印刷できます。
アフォースバーグ氏によると、Raspberry Pi PicoはMicroPythonでプログラムされているとのことです。96列のLEDをランダムに「コイントス」することで制御し、その列のLEDが点灯するかどうかを決定します。列のLEDが点灯するように設定すると、8回のコイントスでどのLEDが点灯し、どのLEDが消灯するかが決まります。
映画『ウォー・ゲーム』のファンであろうとなかろうと、このRaspberry Piを使った本当にクールなプロジェクトは注目に値すると思います。もっと詳しく知りたい方は、PrIntablesのプロジェクトページで詳細をご覧ください。また、自分で再現したい場合は3Dプリント用のファイルも入手できます。
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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。