SamsungのGalaxyシリーズは、GoogleのAndroidモバイルOSを搭載したモバイルコンピューターのシリーズです。しかし、このシリーズにはスマートフォンではなく、コンパクトカメラへの挑戦という側面もあります。Samsungはカメラ事業が自社に合致すると判断したようで、写真撮影における論理的な次のステップとして、Galaxy NXデジタル一眼レフカメラ(略してDSLR)を発表しました。
Samsungによると、Android 4.2.2を搭載しているにもかかわらず、カメラはプロ仕様のデジタル一眼レフカメラに匹敵する品質と柔軟性を提供するという点に重点をおいています。カメラは20.3メガピクセルのAPS-Cセンサー、ISO感度25,600を備え、Samsungの標準NXレンズ(アダプター利用可能)と互換性があります。標準で18~55mmのOIS(光学式手ブレ補正)レンズを搭載し、絞り範囲は3.5~5.6f-stopです。また、フルHD 1080p、60fpsの動画撮影も可能です。
このカメラのあまり標準的ではない機能としては、4.3インチqHD(960 x 540ピクセル)のマルチタッチスクリーンがあり、前述のAndroid 4.2.2とTouchWizインターフェースを組み合わせて動作します。コアとなるのは、SamsungのExynos 5410(一部のGalaxy S4にも搭載されているオクタコアARM Cortex A15)で、2GBのRAM、Wi-Fi、HSPA+、そして一部モデルでは4G LTEに対応しています。標準的なデジタル一眼レフカメラと同様に、画像処理は外部チップによって行われます。
Galaxy NXはまさに両方の長所を兼ね備えているように思えますが、休暇中に撮った写真、リアルタイムの位置情報(ジオタグも含む)、そして高速モバイルインターネット接続にアクセスできるオープンソースのOSを、一部の人が望まないのではないかと考えずにはいられません。もう一つの優れた点は、標準的なデジタル一眼レフカメラと比べてバッテリーの持ちが非常に良いことです。列に並んで待っている間にカメラでゲームをプレイしていたら、列の向こう側でカメラのバッテリー切れに気づく、なんてことも容易に想像できます。
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