
汎用性という点では、Raspberry Pi RP2040に匹敵するチップは他にありません。このチップを使うことで、メーカーたちは非常にユニークなボードを開発することができました。今日は、カスタムRP2040ボードのクールな例をもう一つご紹介します。これはメーカー兼開発者のAlan氏が作成したものです。彼は、お気に入りのマイクロプロセッサを使って、USB Type-CポートでUSBとイーサネットをサポートするPicoのレプリカを作り上げました。
このプロジェクトでは、アラン側で綿密な計画とカスタムPCBの設計が必要でした。最終的に完成したのは、Raspberry Pi Picoと同じピン配置でありながら、いくつかの新しいコンポーネントを搭載したボードです。WIZnet EVB Picoに似ていますが、片側に突き出ている大きなイーサネットポートがありません。
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ただし、このポートが機能するには、専用のケーブルが必要です。Alanは、USB Type-Cポートに接続して2つの独立した接続に分岐する分岐ケーブルを設計・製作しました。Y字型ケーブルの片方にはイーサネットコネクタがあり、もう片方のケーブルはUSB Type-C接続に分岐します。
ボードをイーサネット対応にするため、WIZnet W5500チップを搭載しました。このTCP/IPイーサネットコントローラーにより、イーサネット機能を操作できます。また、イーサネット接続のパフォーマンスをリアルタイムで監視するためのリンクとACT LEDもいくつか搭載しました。
このプロジェクトの設計プロセスを詳しく知りたい方は、アランがHacksterに投稿した投稿をぜひご覧ください。彼は、構築過程を解説する興味深い詳細や図表を豊富に提供しています。また、アランはYouTubeで、完成品の動作を披露する動画も公開しています。
このRaspberry Piプロジェクトは、私たちがご紹介させていただいたAlan氏の作品の一つに過ぎません。もしこのプロジェクトを気に入っていただき、北半球にお住まいなら、Raspberry Pi Pico AI搭載のお尻ウォーマープロジェクトも気に入っていただけるかもしれません。
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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。