今月初め、YouTuberのChromaLock氏が、TI-84電卓とほとんど見分けがつかない「究極のチートデバイス」を紹介する動画を投稿しました。しかし、彼が作成したTI-84用のハードウェア改造とオープンソースソフトウェアスイートにより、ChatGPTを実行できるようになっています。この改造ソフトウェアはGitHubのTI-32リポジトリで共有されており、「TI-84 Plus Silver EditionおよびTI-84 Plus C Silver Edition電卓にインターネットアクセスを提供し、テストモードのブレイクアウトやカメラサポートなどの機能を追加する改造」と説明されています。そして、これらの機能にはChatGPT機能も含まれています。
究極のチート装置を作ってみた - YouTube
フルビデオでは、ChromaLock氏が電圧を調整し、マイクロコントローラとリンクポートの間に1K抵抗を適切に追加することで、まさにその機能を実演しています。彼はTI-32プロジェクト用のPCBを設計し、マイクロコントローラを別のTI-84として偽装することで、手元の本物のTI-84電卓に通信やデータをより簡単に送信できるようにしています。
動画が完成する前に、ChromaLockは改造の不可視性と多様な機能を実演しています。チャット機能、モノクロ画像ビューア、ChatGPT入力ウィンドウなどが含まれています。これらはすべて完璧に動作しているように見えますが、プロジェクトの最終段階ではないかもしれません。GitHubページには「追加予定の機能」の長いリストがあり、GPT機能の様々な改善、Webブラウジング機能、メール機能、動画再生機能、さらにはDiscordへのアクセス機能などが含まれています。このようにTI-84をハックして大胆なことをしたいなら、可能性は無限大です。もちろん、これらの体験は電卓で実行するよりも、スマートフォンやPCで実行する方がはるかに良いでしょう。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。