Principle Technologiesは、最近発表したゲーミングベンチマークレポートをめぐるベンチマーク論争に反論しました。Intelが費用を負担したこのレポートでは、AMDのRyzenプロセッサとIntelの最新Coffee Lake Refreshプロセッサを比較しています。結果を詳しく調べたところ、明らかにIntelプロセッサに有利な結果をもたらす可能性のあるテスト条件がいくつか見つかりました。例えば、AMDのチップに性能の低いCPUクーラーを使用したこと、AMD Ryzenプロセッサのコアの半分を無効にしたこと、そしてテストノートにはIntelプラットフォームでのみRAMをオーバークロックしたと記載されていたことなどです。同社は、これらの誤りを修正するためにプロセッサを再テストしていると発表しています。
同社はまた、Ryzen 7 2700Xに性能の低いクーラーを採用した理由についても説明しました。ご存知の通り、性能の低いクーラーはパフォーマンスに影響を与える可能性がありますが、同社は「AMDが良いクーラーだと言った」ため、標準のAMDクーラーを採用しました。これは、同社の再テストで修正する必要があるでしょう。Intelプロセッサには、より強力なNoctua製クーラーが搭載されており、優位性を発揮する可能性があるからです。過去の実績からもわかるように、冷却性能の向上は、プロセッサがブースト周波数でより頻繁に動作し、高いクロック速度をより長時間維持できるようにすることで、AMDとIntelの両方のチップにメリットをもたらします。
同社はメモリ設定についても明確にしました。Principled Technologiesは、Intel製システムに搭載されたCorsair Vengeance DDR4-3200メモリ(DDR4-2666で動作)に自動的にタイトなタイミングを割り当てるXMPプロファイルを使用しました。しかし、当初の報告書では、同社がAMDのXMP相当のメモリにDOCP設定を使用していたことは明らかにされていませんでした。つまり、メモリテストは実際には公平なものだったということです。
同社はまた、AMDシステムのテストに使用したマザーボードについても明確にしました。当初はマザーボードが誤って記載されていました。詳細が分かり次第、追ってお知らせいたします。
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