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Atom搭載NAS:Thecus N4200とQNAP TS-459 Pro

Thecus N4200:機能と構造

名前から判断すると、ThecusのN4200はN4100 Proの若干の改良版だと思われがちですが、実際はそうではありません。N4100 Proは500MHzのAMD Geode LX800プロセッサと256MBのRAMを搭載していますが、N4200は1.66GHzのデュアルコアIntel Atom D510プロセッサと1GBのDDR2 SDRAMを搭載しています。また、ThecusはICH9Rチップセットを採用しています。

N4200の前面ディスプレイには、システム構成とステータスに関する情報が表示されます。また、設定を変更するための4つのボタンも搭載されています。

ただし、4100 Proとは異なり、N4200の上部ディスプレイは従来のLEDやLCDではなく、OLEDディスプレイです。N4100 Proでは左側面に縦に並んだLEDバーがネットワークとディスクのアクティビティ情報を提供していたのと同様に、N4200には同じ機能を持つLCDディスプレイが搭載されています。追加の外付けストレージデバイスを接続するためのUSB 2.0ポートが2つあります。OLEDディスプレイの下、ドアの内側には、3.5インチと2.5インチのドライブを収容できるロック可能なハードドライブベイが4つあります。

背面パネルの接続

NASの背面で最も印象的な特徴は、おそらく120×120mmの大型ファンの真上にあるスロットでしょう。ここに付属のバッテリーを挿入することで、停電時にNASを制御された方法でシャットダウンし、データ損失を防ぐのに十分な電力を供給できます。このバッテリースロットの上には、PCIe x1インターフェースを隠すブラケットがあり、例えば10Gbpsのイーサネットネットワークカードを接続したい場合に便利です。

N4200は必ずしもケーブルでネットワークに接続する必要はありません。より特殊な接続方法がお好みなら、USBドングルを使ってNASをWi-Fi接続することも可能です。もちろん、有線接続の方が無線接続よりもパフォーマンスは優れていますが、ギガビット回線がいつ猫に食い荒らされるか分かりません(編注:そんな猫がいたら、相当ヤバいでしょう)。

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背面には、eSATAポート2つ、USBポート4つ、外部電源接続ポート、そしてギガビットイーサネットポート2つがあります。ギガビットイーサネットポートは、IPアドレスとゲートウェイを個別に設定することも、フェイルオーバーモードやロードバランシングモードで動作させることもできます。

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