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Ice Lake-D、メモリとコア数を大幅にアップグレード

リーカー@momomo_usのツイートによると、IntelはXeon DシリーズをIce Lakeアーキテクチャで刷新するとのこと。これらの製品はIce Lake-Dと呼ばれ、複数のメジャーアップグレードを経て、旧型のXeon Dアーキテクチャを置き換える予定です。

Xeon Dは、マイクロサーバー市場向けのXeonプロセッサのブランチであり、十分なパフォーマンスを維持しながら超低消費電力を実現するよう最適化されています。AtomファミリーとXeon E3ファミリーのCPUの中間に位置し、ローエンドのサーバーワークロード向けに設計されています。Xeon Dは、競合するチップメーカーのARMサーバープロセッサと直接競合します。

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Ice Lake-Dの仕様
(画像提供:Twitter)

Ice Lake-Dの最大のアップグレードはメモリサポートです。現行のXeon Dプロセッサは、コア数の多いモデルではメモリ容量が512GBに制限されているのに対し、コア数の少ないモデルでは128GBに制限されています。これは大容量のRAMのように思えるかもしれませんが、サーバー環境では、128GB~512GBのメモリ容量ではワークロードによっては限界があります。

Ice Lake-Dでは、コア数の多いモデルではメモリ容量が1TBにアップグレードされ、メモリ速度も2667MT/sから2933MT/sに向上しています。コア数が少ないIce Lake-D CPUのメモリ容量は不明ですが、ASRockの基板レイアウトによると、これらのチップは前世代と同様にトリプルチャネルメモリのサポートに制限されるようです。そのため、RAM容量は1TB未満になると予想されます。

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Ice Lake-Dの仕様
(画像提供:Twitter)

コア数に関しては、Ice Lake-Dは最上位モデルで最大20コアにアップグレードされます。これは、現行世代のチップの16コアを大幅に上回ります。さらに、これらの新しいCPUは最新のIce Lake 10nmプロセスで製造されるため、新しいアーキテクチャによる効率性の大幅な向上が期待できます。

TDP は同じままで、構成は 25W から 110W の範囲です。

Ice Lake-D に関して残る最大の謎はその実際のパフォーマンスとワットあたりのパフォーマンスであり、Intel がこれらのプロセッサの実際のパフォーマンスに関する詳細を発表するのは今年後半まで待たなければなりません。

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