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AMDのDuronがギガヘルツの壁に到達

AMDのローンチ

見出しが少し風変わりに思えるかもしれませんが、これはAMDの最新の快挙をまさに表現しようとしているものです。AMDは本日、コアクロック1000MHzまたは1GHzで動作するDuronプロセッサの正式出荷を開始します。しかし、どういうわけかAMDのマーケティング部門は、このイベントを発表するプレスリリースを1日早く発表し、昨日ではなく今日に記事を公開する準備をしていたほとんどの報道機関を驚かせました。記事の後半で紹介する新価格設定は、AMDがプレスリリース前に私たちに通知できなかったため、他の誰よりも早くレビュアーに届きました。この件自体にあまり意味がないと思われるかもしれませんが、実は今のAMDの状態を示しています。これは「純粋な混沌」という言葉で表現するのが最も適切でしょう。つまり、過去から「私たちがすでに慣れ親しんできたものよりも大きな混沌」という意味です。

デュロンが「モーガン」コアを採用

同種の前世代機と比べてわずか数パーセント高速化したマイクロプロセッサのリリースに、特に興奮するのは通常、容易ではありません。確かに、こうした記事は常に驚くほど多くの読者を獲得しますが、レビュー担当者にとっては、単に新たなベンチマーク結果と、この新型プロセッサが前世代機よりも確かに少し高速であるという驚きのコメントが添えられるというだけのことです。しかし、今回はそれほど単純ではありません。Athlon MPとAMDの最新モバイルプロセッサが最近リリースされて以来、AMDのAthlonおよびDuronプロセッサの上位版は既に知られています。しかし、デスクトップシステムのマスマーケットはこれまで、AMDの上位版プロセッサの恩恵を受けていませんでした。しかし、ついにこの時代は終わりを迎えようとしています。新しい1GHz Duronには、既に知られている「Palomino」コアの簡素化版である「Morgan」が搭載されています。従来のDuronとの違いは次のとおりです。

  • トランジスタが18万個増加し、2500万個から2518万個に
  • 106 mm²の異なるダイサイズと異なるダイ形状
  • 3DNow! Professional = Intel SSE(ストリーミングSIMD拡張)の完全サポート
  • ハードウェア自動データプリフェッチ
  • 消費電力の削減
  • 1.75 Vで動作、最大電流26.3 A、最大電力46.1 W
  • サーマルダイオード(?)

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