HTPCの未来
新しいコンピューター機器が一般家庭に普及する準備ができているかどうかを見極めたい時、私はまず母がそれを扱えるかどうかを尋ねます。もしその機器が、母を怖がらせたり、10分おきに使い方を尋ねる電話がかかってきたりすることなく、母に渡せるものなら、その機器には大きな可能性があるのです。
確かに、ホームシアターPC(HTPC)はこの点で引き続き注目を集めていますが、本格的に主流に躍り出るには至っていません。これは、HTPCもあくまでPCであるからです。リビングルームのアンプの隣にあるような見た目ではありますが、パーソナルコンピューターには、そもそも使い慣れていない人にとっては、威圧感を与え、混乱させる側面があります。
しかし、パーソナルビデオレコーダー(PVR)の普及が進み、PCモニターとリビングルームのテレビの境界線が曖昧になり、母が私と同じくらいメールやインターネットに頼るようになると、HTPCは家電製品としてますます現実的なものになってきます。将来、テレビとコンピューティングデバイスが密接に結びつくのは避けられません。しかし、そうなる前に、一般消費者向けにすぐに使える、ユーザーフレンドリーなHTPCが必要です。どんな高解像度のビデオやオーディオフォーマットにも対応できるパワフルでありながら、母が簡単に使えるほどシンプルで、そして少しも威圧感のない快適なパッケージのホームシアターシステムが必要です。
PCベンダーもこのことを承知しており、主流となるHTPCの実現に取り組んでいます。本日は、ASRockの最新HTPC製品、Core 100HT-BDをご紹介します。可愛くて(編注:まさか「可愛い」という言葉を使うなんて!)、パワフルな小型筐体です。
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