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Raspberry Piが古いラジオをオーディオマニア級のネットワーク音楽ストリーマーに変身させる

最先端のスマートテクノロジーとなると、どうしても高額な値段が付いてしまいます。しかし、メーカー兼開発者のアラン・ボリス氏によるこれらのプロジェクトは、ハイテクな贅沢な生活を送るのにお金は必要ないことを証明してくれます。Raspberry Piと、場合によってははんだごてさえあれば、ゼロから自分だけのガジェットを作ることができます。今日は、ボリス氏が古いラジオチューナーを改造して、ネットワーク音楽ストリーミングプラットフォーム「Audiophile Pi」に変身させた、便利な作品をご紹介します。

この名前に聞き覚えがある方は、おそらく先週の投稿で彼がPiを使った別のメディアプロジェクトを紹介した記事を読んだことがあるでしょう。Borisは古いハードウェアを改造するのが得意で、最近はコンポジットビデオプレーヤーを組み立て、古いVHSテープの中にユニットを収納しました。しかし、今日のプロジェクトはオーディオに重点を置いたものですが、両者は互いに補完し合っています。

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ラズベリーパイ
(画像提供:アラン・ボリス)

ボリス氏によると、Audiophile Piは近くのNASデバイスからオーディオファイルを取得し、接続されたスピーカーシステムで再生することで動作するとのことです。彼は筐体やフロントパネルのボタンなど、オリジナルのハードウェアの多くを再利用しました。ボリス氏はこれらを再利用し、入力用に活用しました。

このプロジェクトを実行するのに高性能なRaspberry Piは必要ありませんが、ネットワークアクセスは必須です。Borisは今回、Raspberry Pi 4 Bを使用していますが、Raspberry Pi Zero 2 Wのような小型ボードでも同様に動作します。Raspberry Piは、オーディオ出力用にHiFiBerry Digi2 Proと、SPI経由でGPIOに接続された16×2文字のLCDパネルに接続されています。LCD画面には、再生中の音楽やIPアドレスなどのデバイス情報が表示されます。

ソフトウェアに関しては、BorisはmoOodeというオープンソースツールを使用しています。このシステムには無料で利用できるAPIがあり、ユーザーエクスペリエンスをカスタマイズするための機能が多数用意されています。また、フロントパネルのキャラクターLCDを簡単に操作できるツールも用意されています。

このRaspberry Piプロジェクトの実際の動作を詳しくご覧になりたい方は、 BorisがYouTubeで公開しているデモ動画をご覧ください。また、 Hacksterにはプロジェクトの詳細な解説が掲載されているので、より詳しく知りたい方はぜひご覧ください。Borisをフォローして、他にも素敵な作品や今後のアップデート情報をチェックしてみてください。 

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