ホグワーツから手紙が届くことはもうないだろうと、今となっては誰もが受け入れているところですが、Intel はそれに匹敵する、Open Broadcaster Software (OBS) のセットアッププロセスを簡素化する新しいプログラム「Easy Streaming Wizard」を発表しました。まだ魔法のように簡単ではありませんが、Intel によれば、Easy Streaming Wizard によってストリーマーは OBS をいじくり回す時間を何時間も節約でき、システムがサポートできる最高品質の配信を実現できるとのことです。
Intel によれば、Easy Streaming Wizard がもたらすメリットは以下のとおりです。
- 数時間や数日ではなく、数分でストリーミング用の PC をセットアップできるようになります。
- ウィザード内でストリーミング サービス (Twitch、YouTube、Mixer) を自動的に構成および調整します。
- エンコード、サウンド、帯域幅などの機能について Intel Core プロセッサを最適化し、可能な限り最高のストリーミング品質を実現します。
- コアとスレッドを増やすことで拡張でき、ライブストリームの品質が向上します。
最初の点は大げさに聞こえるかもしれませんが、OBSを適切に設定するには、多くの試行錯誤が必要になることがよくあります。ハリー・ポッターの比喩を続けると、OBSの設定は杖を見つけるようなものです。つまり、人それぞれ必要なものが異なるということです。ストリーマーは様々なハードウェアを使用し、様々なゲームをプレイし、様々なプラットフォームに配信します。これらすべての機能を完璧に満たす、すべての人に当てはまるOBS設定は存在しません。
Easy Streaming Wizardの導入は、Intelがストリーマーに自社プロセッサを売り込む新たな手段となります。同社は既にゲーミング性能を売りにしており、昨年はStreamlabsと提携して一部のPCをストリーミング対応として分類しました。Intelプロセッサを所有しWindows 10を使用しているユーザーであれば、OBSの設定も可能になるため、初めてストリーマーとなるユーザーがAMDのプロセッサを購入しないよう説得しやすくなります。
Easy Streaming Wizardは、Intelのウェブサイトからダウンロード可能です。Windows 10と対応Intelプロセッサ(プログラムのダウンロードページで全リストを参照)に加え、8GB以上のメモリと何らかのGPUも必要です。Intelによると、このプログラムはTwitch、YouTube、Mixerに対応しています。他のプラットフォームへの配信を希望する方は、ご自身でストリーミングデバイス(つまり、OBSを自分で設定するデバイス)を見つける必要があります。
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ナサニエル・モットは、Tom's Hardware US のフリーランスのニュースおよび特集記事ライターであり、最新ニュース、セキュリティ、テクノロジー業界の最も面白い側面などを扱っています。