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クラウドストリーミングサービスはPCゲームへの「入り口」となる可能性

Google の Stadia クラウド ストリーミング サービス。

GoogleのStadiaクラウドストリーミングサービス。  (画像提供:Tom's Hardware)

調査会社IDCは本日、今後数年間のデスクトップおよびラップトップの出荷予測を発表し、クラウドゲームの台頭にもかかわらず、新技術の登場によってPCゲーム市場が悪影響を受けることはないと予想している。

IDC の予測によれば、2019 年末までにデスクトップ パソコンが合計 299 万台、ノートパソコンが 554 万台出荷されることになります。 

2023 年に向けて、デスクトップの出荷台数は 287 万台、ノートパソコンの出荷台数は最大 694 万台になると予想されており、デスクトップの出荷台数はわずかに減少しますが、ゲーミングノートパソコンの出荷台数は著しく増加すると予想されます。 

「中長期予測では、市場は消費者の認知度の高まりとゲーミングコミュニティの成長から恩恵を受けるでしょう。ゲーミングシステムは、コストと利益率が高く、買い替えサイクルも頻繁なため、ベンダーにとって大きな関心事となっています」と、IDC CEMAプログラムマネージャーのニコリーナ・ユリシック氏は声明で述べています。「そのため、エンドユーザーは幅広いゲームラインナップ、新製品の発売、そして熾烈な競争によるより魅力的な価格設定の恩恵を受けています。クラウドゲーミングはCEMAにおいてまだ普及の初期段階にあり、中期および短期予測においてゲーミング市場に悪影響を及ぼすことは予想されていません。」

クラウドゲーミングサービスの例としては、Google StadiaやGeForce Nowなどが挙げられます。先月のGoogle Stadiaレビューでは、前提として有望な点があるものの、最高の体験を提供するにはサービスがまだ成熟していないことが明らかであると結論付けました。

それを念頭に置くと、西ヨーロッパのIDCのシニアリサーチアナリストであるリアム・ホール氏が「早期導入者を除けば、近い将来、従来のハードウェアからクラウドへとゲーマーが大規模に移行する可能性は低い」と指摘していることも興味深い。

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「逆に、クラウドゲームは、新規ゲーマーの参入障壁を低くすることで、そうでなければゲームへの情熱を見出せず、それを次のレベルに進めたいと考えている人々にとって、コンソールやPCゲームへの入り口として機能する可能性がある」とアナリストは述べた。