シングルボードコンピュータで奇妙なことをする人がいるという話はよく聞きます。Raspberry Pi Compute Module 3 Liteを使ってオープンソースのタブレットを作る?もちろんです。何百台ものRaspberry Pi 4をサーバーラックに詰め込む?ぜひやってみてください。PegLegはさらに一歩進んで、Raspberry Pi Zero Wを体内に埋め込むことで、人が自らポータブルネットワークを作れるようにするのです。そう、バイオハッカーたちもRaspberry Piの愛好家なのです。
Hackadayは8月29日にPegLegの2代目について報じました。初期バージョンは少し扱いにくかったようで、Hackadayはそれをアルトイドの缶に例えていました。2代目では、USBポートなどデバイスの不要な部分をすべて削除し、バッテリーを体外からのワイヤレス充電を可能にするQiコイルに置き換えました。また、無線ルーターのメインボードからRaspberry Pi Zero Wに変更されました。
PegLegの最初のバージョンは、Lepht Anonymという名の1人にのみ移植されましたが、2番目のバージョンは3人に移植されました(Lepht、Cass、Mixæl Laufer。おそらく本名ではないでしょう)。Hackadayのレポートには、移植プロセスに関する詳細情報(写真付き!)が掲載されているので、このプロジェクトのバイオハッキング的な側面に興味のある方はぜひご覧ください。今回は、少し… ウェットな側面に焦点を当てていきます。
PegLegはPirateBoxを運営しています。同社のウェブサイトによると、PirateBoxは「フリーソフトウェアと安価な市販ハードウェアで構築された、DIYの匿名オフラインファイル共有・通信システム」で、メッシュネットワークを構築できます。つまり、理論上は誰でもRaspberry Pi Zero Wに接続して匿名チャットやファイル共有などに参加できるということです。例えば、法執行機関が他のメッセージングプラットフォームを停止した場合などに、この機能は役立つでしょう。
Hackadayによると、PegLegの次期バージョンの開発はすでに開始されているとのことです。開発者たちは、デバイスのサイズを切手サイズまで小型化することで、インプラントの装着感を大幅に向上させ、最終的には人体から直接電力を供給できるようにしたいと考えています。PegLegに関する詳細は、プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。Pi-ohackerを目指している方はぜひご覧ください。(私たちも思わず拝見しました!)
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ナサニエル・モットは、Tom's Hardware US のフリーランスのニュースおよび特集記事ライターであり、最新ニュース、セキュリティ、テクノロジー業界の最も面白い側面などを扱っています。