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「High Sierra」アップデートでMacに外付けGPUサポートが登場
AppleはMacに外付けGPUのサポートを導入します。同社は世界開発者会議(WWDC)で、macOSのグラフィックAPIの次期バージョンであるMetal 2により、iMacとMacBookが、これらのラインナップのほとんどに搭載されている内蔵グラフィックを超える性能を実現できるようになると発表しました。
MetalはAppleのOpenGLの後継です。Appleは開発者向けウェブサイトでこのAPIについて次のように述べています。
MetalはGPUへのアクセスを最小限のオーバーヘッドで実現し、iOS、macOS、tvOS上で動作するアプリのグラフィックスとコンピューティング能力を最大限に引き出します。合理化されたAPI、プリコンパイルされたシェーダー、そして効率的なマルチスレッドのサポートにより、Metalはゲームやアプリのパフォーマンスと機能を新たなレベルへと引き上げます。
外部GPUのサポートはMetal 2で導入され、前バージョンと比べて描画呼び出しスループットが最大10倍向上します。このAPIは今年後半にmacOS High Sierra(そう、macOSの次期バージョンの名前です)でデビューします。開発者は本日からOSのベータ版をインストールでき、パブリックベータ版は6月下旬にリリースされる予定なので、Macユーザーはまもなく外部GPUを使用できるようになります。
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