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WindowsXPを使用してRAID 5を実現する

WindowsXPのRAID 5機能の悪用

大容量を最優先する場合、一般的な選択肢はRAID 5です。RAID 5では、データをアレイの全メンバーに分散し、パリティ情報も循環的に追加します。アレイ全体の正味容量は、全ドライブのストレージ容量の合計から1台のドライブの容量を差し引いた値になります。しかし、このソリューションは見た目ほど単純ではありません。パリティ情報の計算と、ドライブ故障時のリアルタイムデータ再構築には、高いCPUパフォーマンスが必要です。そのため、ユーザーはXORユニットを内蔵した高価なRAIDコントローラーを購入するか、XOR計算でCPUに負荷をかける安価なモデルに頼らざるを得なくなります。

では、RAID 5ソフトウェアオプションを試してみるのはいかがでしょうか?予算が限られており、XORユニットのないシンプルなRAIDコントローラを使用できる場合は、ソフトウェアベースのRAID 5も同等の選択肢となるかもしれません。Windows Serverが提供するRAID 5は既存のすべてのドライブに対応しているため、RAID 5コントローラは不要です。ただし、ファイルサービスだけが必要な場合は、高価なWindows Serverライセンスさえ必要ありません。Windows XPは、わずかな変更を加えるだけで高度なRAID機能を実現できるからです。

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