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アバスト、ユーザーデータ販売騒動を受けジャンプショット子会社を「解散」

(画像クレジット:Shutterstock)

それほど時間はかかりませんでした。MotherboardとPCMagが、Avastが子会社Jumpshotを通じてユーザーデータを販売している方法について詳細を明らかにしてからわずか数日後、Avastは「即時」子会社を「解散」することを決定したと発表しました。

アバストのCEO、オンドレイ・ヴルチェク氏は本日の発表で、子会社の閉鎖に加え、「Jumpshotによるデータ収集を停止する」と述べた。ヴルチェク氏の話を聞くと、これは当初から計画されていたことだという。 

「7ヶ月前にアバストのCEOに就任した時​​、事業のあらゆる側面を再評価することに多くの時間を費やしました。その過程で、データ収集事業は2020年以降の当社のプライバシーに関する優先事項に合致しないという結論に至りました」とヴルチェク氏は述べた。「アバストの唯一の目的は世界をより安全な場所にすることであり、最終的には会社全体のすべてが私たちの北極星と一致するようにならなければならないと確信していました。」

最近の報道による論争にもかかわらず、Avast は 2015 年に Jumpshot 経由でユーザー データを販売している事実を明らかにしており、同社のウイルス対策ソフトのユーザーはインストール時に子会社と情報を共有することに同意する必要がある。

マザーボードは、ジャンプショットが販売したデータには「グーグル検索、グーグルマップ上の位置情報やGPS座標の検索、企業のリンクトインページを訪問した人々、特定のYouTube動画、ポルノサイトを訪問した人々」が含まれていたと述べた。

その情報は個人情報が削除されているとされていたが、企業が自社のデータ セットと比較することで匿名性を解除 (再度個人情報化?) できる可能性があり、その結果 Avast ユーザーのプライバシーが侵害される可能性があると専門家は懸念していた。

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今では、どうやら彼らはそのことを心配する必要はないようです。 

ヴルチェク氏は、この決定は「残念ながら、ジャンプショットの忠実な従業員数百人と顧客数十人に影響を及ぼす」と述べた。この論争の結果、ジャンプショットの従業員がアバスト内で異動になるのか、それとも解雇されるのかは不明だ。