日本の開発会社ポニー/キヤノンは、標準解像度の DVD プレーヤーで動作するブルーレイ ハイブリッド ディスクの開発に成功しました。
CDRinfo によれば、ハイブリッド ディスクは、ブルーレイ プレーヤーが使用する青色レーザーが DVD 情報が保存されているディスクの内部層を透過するのを防ぐ半反射層を備えているため、異なるフォーマット間で情報を共有できるとのことです。
この技術は、標準解像度のDVDから高解像度のBlu-rayへの移行を容易にするために、JVCによって2005年に初めて開発されました。このフォーマットはBlu-ray Disc Association規格に準拠しており、メーカーによると、現行のハードウェアとの互換性は99%に達しています。この技術の制約の一つとして、Blu-rayの2層目はDVD情報に使用されるため、容量が25GB(単層)に制限されるという点があります。
この技術を採用した最初の映画は『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 Blu-ray BOX』で、2009年2月に日本国内で発売されます。『コード・ブルー』は当初4枚組ボックスセットで36,540円(406米ドル)で販売されますが、DVDのみの発売は23,940円(266米ドル)です。この価格設定が今後のリリースにも適用されれば、DVDのみの発売は52%の値上げになると予想されます。
Blu-rayフォーマットがしばしば批判される特性の一つは、導入コストの高さです。このハイブリッド技術は元々HDへの移行を容易にすることを目的としていたため、標準解像度のコンテンツを収録するためにこれほど高額なプレミアムを課すのは理にかなっていません。HD DVDコンボディスクが販売されていた頃は、その値上げ幅はせいぜい数ドルでした。現時点では、このフォーマットが北米や欧州で発売される兆候はありません。
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