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AMDとInventecがOne PetaFLOPプロジェクト47を発表

AMD は、SIGGRAPH カンファレンスでの Capsaicin プレゼンテーションで、Inventec との新しいコラボレーションである Project 47 を披露しました。

具体的には、2UのP-47システムが20台あり、それぞれにEPYC 7601 CPU 1基とRadeon Instinct MI25 GPUアクセラレータ4基が搭載されています。また、各マシンには0.5テラバイトのメモリが搭載され、ラックにはMellanox 100Gb InfiniBandルーターが内蔵されています。

Project 47は、32ビット精度で1ペタフロップス、16ビット精度で2ペタフロップスの演算能力を発揮します。これは、32ビット精度ではワットあたり30ギガフロップスの演算能力を発揮することを意味し、AMDによると、これは同等のマシンよりもワットあたり性能と価格あたりの性能比が優れているとのことです。

シングルソケットサーバーでは、各EPYCプロセッサは128本のPCIeレーンをユーザーに提供します。これにより、4つのMI25アクセラレータがフル帯域幅で動作できます。シングルプロセッサ搭載サーバーでは、EPYCのPCIe接続性能はIntelのPurleyファミリーをはるかに上回ります。これにより、PLXスイッチや2つ目のプロセッサを必要とせずに、アクセラレータやNVMe SSDなどの追加機能に自由にアクセスできます。このように、Project 47は、シングルソケットサーバーにおけるAMDの価値提案を示す好例です。

AMDはProject 47の2つのユースケースを実演しました。1つ目は、機能豊富なコンテンツ開発アプリケーション(具体的にはAutodesk Maya、Blender、Adobe Premiere Pro)を3台の異なるマシンに同時にリモートで提供するというものでした。アプリケーションをホストするサーバーはサニーベールに設置され、クライアントマシンはロサンゼルスのダウンタウンにあるThe Novoのステージ上に設置されていました。AMDは、唯一目立った遅延はリモートアクセスによるものだと説明しました。

2つ目のデモでは、Project 47がAMDのRadeon ProRenderを用いて、GPUベースの超並列レンダリングを実行する様子が紹介されました。AMDは、レンダリングの「リフレッシュ」にかかる時間はわずか1秒程度で、非常にインタラクティブなフォトリアリスティックなバイクのビューを実現しました。

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Project 47 は、Inventec とその主要販売代理店である AMAX から 2017 年第 4 四半期に入手可能になる予定です。