3Dプリンターが水中で動く様子を見てみたいと思ったことはありませんか?CPSdroneとそのYouTubeチャンネルのスタッフはまさにその夢を叶え、その実力を証明するために、プロジェクトの詳細な解説動画を17分にわたって作成しました。
水中での使用に耐えるシステムを作るため、CPSdroneのチームはPrusa i3をベースにしたと思われるカスタムプリンターを開発しました。彼らは様々なエポキシ樹脂を用いて様々な部品を防水し、ショートを防ぎました。また、腐食しやすい金属部品の一部をプラスチック製のものに交換しました。さらに、ディスプレイと電源は水に浸からないようにしました。
水中3Dプリントが話題になるのは今回が初めてではありませんが、その用途は大きく異なります。2021年には、Kongsberg Ferrotechが、この記事で取り上げているようなコンシューマー/プロシューマー向け3Dプリンターではなく、海底パイプラインの補修に使用するための水中3Dプリント技術の開発について発表しました。
さて、話が逸れずに、 CPSdroneのこの水中3Dプリントソリューションはどれほどうまく機能するのでしょうか? 完全な構築プロセスと詳細は、上に埋め込まれた17分間のオリジナル動画でご覧いただけますが、ここでも要点を簡潔にまとめておきます。
最大のポイントは、水中での3Dプリントは確かに可能だということです(ただし、最高の3Dプリンターでも大幅な改造が必要になります)。しかし、動画のサムネイル(プール内でのプリントの様子)で宣伝されているほどの成果は得られませんでした。残念ながら、 CPSdroneの努力にもかかわらず、このプロジェクトでその偉業を達成できたのは、彼らの能力の範囲外でした。
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プールテストに先立ち、水槽でのテストは1週間を通して順調に進みました。しかし、プールテスト中に、水中テスト環境では当然のことながら蓄積される深刻な錆により、エンジンがスタッターする問題が発生し始めました。
ビデオの最後に、CPSdroneは、このプロセスを大幅に持続可能にする可能性のあるいくつかの改善点についても説明しています。「防水モーター」は間違いなくそのリストに含まれています。
クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。