
サンディスクからの公式発表はないものの、WD Black SN8100はAmazon(ドイツ)で予約注文可能で、1TBモデルは momomo_us 経由で225ドル相当で販売されています。記載されている読み出し速度は14.9GB/秒で、少なくともスペック表上のスペックでは、コンシューマー向けPCIe 5.0 SSDとしては最速のはずです。Amazonの製品情報に記載されている内容以外、具体的なコントローラーやNANDフラッシュの種類など、技術的な詳細は不明です。
ウエスタンデジタルのフラッシュメモリ事業は、スピンオフに伴い、現在独立したサンディスクに引き継がれました。理論上は、ウエスタンデジタルの定評あるWD Blackシリーズにもこの事業が引き継がれるはずですが、エンドユーザーが大きな変化を実感する可能性は低いでしょう。つまり、SN8100の市場投入はサンディスクが担当し、発売から顧客サポートまで全てを担うことになりますが、販売はウエスタンデジタルの有名なWDブランドで行われることになります。
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名前 | WD SN8100 | キングストン レネゲード G5 | サムスン 9100 プロ | クルーシャルT705 |
---|---|---|---|---|
フラッシュメモリ | TLC CBA NAND(サンディスク/キオクシア製の218層フラッシュと思われる) | TLC(Micron の 232 層 NAND フラッシュと思われます) | 236層Samsung TLC NAND | 232層マイクロンTLC NAND |
フォームファクター | M.2 2280 | M.2 2280 | M.2 2280 | M.2 2280 |
コントローラ | SM2508/独自仕様 | SM2508 | Samsung独自(Presto) | ファイソンE26 |
DRAM | 該当なし | はい | はい | はい |
TBW(4TBモデルの場合) | 該当なし | 4,000TB | 2,400TB | 2,400TB |
シーケンシャルリード | 14.9 GB/秒 | 14.8 GB/秒 | 14.8 GB/秒 | 14.5 GB/秒 |
シーケンシャルライト | 14.0 GB/秒 | 14.0 GB/秒 | 13.4 GB/秒 | 12.7 GB/秒 |
ランダムリード | 2,300K | 2,200K | 2,200K | 1,550K |
ランダム書き込み | 2,300K | 2,200K | 2,600K | 1,800K |
WD Black SN8100は、シーケンシャルリードとライトがそれぞれ最大14.9GB/秒と14.0GB/秒、ランダムリードとライトはそれぞれ2,300K IOPSです。リークされたデータによると、シーケンシャルテストでは全てのSSDを凌駕しますが、ランダムライトではSamsung独自のPrestoコントローラを搭載する9100 Proに劣ります。SN8100は1TBから4TBの容量で発売される予定ですが、執筆時点では1TBモデルのみが予約注文可能です。
価格に関しては、1TBモデルは225ドル(199.99ユーロ)、つまり1GBあたり約22.5セントで販売されています。これは、現在1GBあたり平均6~7セントで販売されているPCIe 4.0モデルよりもかなり高価で、セール期間中はさらに安くなります。この点を踏まえ、ドイツのユーザーはAmazonでこのSSDを予約注文でき、配送は5月30日から開始される予定です。それまでに公式発表があることを期待しましょう。
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ハッサム・ナシルは、長年の技術編集者兼ライターとしての経験を持つ、熱狂的なハードウェア愛好家です。CPUの詳細な比較やハードウェア全般のニュースを専門としています。仕事以外の時間は、常に進化を続けるカスタム水冷式ゲーミングマシンのためにチューブを曲げたり、趣味で最新のCPUやGPUのベンチマークテストを行ったりしています。