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AMD Renoir APUはZen 2コアとVega 10グラフィックスを搭載して登場する可能性

AMD は、Renoir と名付けられた同社の次世代 APU (Accelerated Processing Unit) をサポートするために、AMDGPU ドライバー用の一連のパッチを展開しました。

クレジット: AMD

(画像提供:AMD)

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コードネームCPUコアGPUグラフィックスビデオデコーダー/エンコーダー鋳造所リソグラフィー発売日
*ルノワール禅2ベガVCN 2.0TSMC7nm2020
ピカソ禅+ベガVCN 1.0グローバルファウンドリーズ12nm2019
レイヴンリッジベガVCN 1.0グローバルファウンドリーズ14nm2017

※表の仕様は未確認です

クレジット: freedesktop.org

(画像提供:freedesktop.org)

コードの一行にGFX9が具体的に記載されていますが、NaviがGFX10のIDで識別されていることから、これがVegaのIDであることは既に分かっています。他の行も調べていくと、Vega 10のシリコンについても言及されています。しかし、RenoirのVega 10ダイにはちょっとした工夫があるかもしれません。簡単にまとめると、Raven RidgeとPicasso APUはAMDのVCN(Video Core Next)1.0ハードウェアを採用しています。RenoirはVCN 2.0を採用しているようです。

クレジット: インテル

(画像提供:Intel)

ウルグアイのメディアInformática Ceroが昨年リークしたAMDの未確認ロードマップによると、Renoirは2020年に登場予定です。発売年が正しければ、RenoirはGen11グラフィックスソリューションを搭載したIntelの10nm Ice Lakeチップと競合することになります。Intel独自のベンチマークでは、クアッドコアのIce Lake-U(ICL-U)チップが、同様のクアッドコアRyzen 7 3700U Picasso APUに辛うじて勝利を収めています。Ice Lake-UプロセッサはLPDDR4X-3733メモリを搭載していたのに対し、RyzenはDDR4-2400メモリを搭載していた点に注目すべきです。いずれにせよ、RenoirはIce Lakeを完全に凌駕することはなくとも、そのわずかな差を縮めると予想されます。

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