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ブランド変更により Microsoft Office が Microsoft 365 に

Microsoftは、数十年の歴史を持つOfficeブランドを廃止、あるいは少なくともその重要性を縮小し、Microsoft 365ブランドのクラウド生産性向上ツールを導入する準備を進めています。ユーザーは、今後数週間のうちにMicrosoftのクラウドエコシステム全体にこの変更が浸透していくのを目にすることになるでしょう。一方、オフラインのスタンドアロンOfficeスイートやアプリケーションをPCで使用しているユーザーは、おそらく違いに気付かないかもしれません。

Microsoft Office 365 のブランド変更

(画像提供:Microsoft)

このニュースは、水曜日にMicrosoftが新しいMicrosoft 365アプリを発表した際にひそかに発表されました。そのページにはFAQがあり、Microsoft 365とOfficeブランドに関する変更点、変更がいつ実施されるか、そして両ブランド製品/スイートのユーザーにとってどのような影響があるかが分かりやすく説明されています。また、「ここ数年で、Microsoft 365は当社の主力生産性スイートへと進化しました」と説明されており、これがOffice.com、Officeモバイルアプリ、Windows用OfficeアプリをMicrosoft 365ブランド製品に移行するという決定の背景にあるようです。

Microsoft Office 365 のブランド変更

(画像提供:Microsoft)

ブランド変更は大きな出来事ですが、細かい文字で書かれた内容を全部読んでしまうと、それほど大きな影響はありません。しかし、これはブランドや名称の変更全般に言えることです。最も影響を受けるのは、現在モバイルアプリやウェブアプリ経由でMicrosoft 365クラウドベースの生産性向上プラットフォームを使用している個人消費者、学生、小規模ホームオフィスです。これらのクラウドオフィスツールの既存ユーザーは何もする必要はありません。新しいブランドとアイコンの新しいアプリからアクセスしている場合でも、既存のアカウント、プロファイル、サブスクリプション、ファイルは影響を受けません。ある意味では、名称変更はクラウドベースのOfficeと永続版Officeの違いを強調するのに役立っています。オンライン版では、新しいハイブリッドな働き方において、TeamsやOneDriveなどのコラボレーションツールが、より従来型のオフィス生産性向上アプリと併用されていることを強調しています。

上記の変更の多くは、11 月に統合 Office アプリが Microsoft 365 にブランド変更される際に実施されると予想され、ブランド変更の取り組み全体が 2023 年 1 月までに完了する予定です。

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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。