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ノートパソコンのターンアラウンド:ODM出荷は3月に改善したと報告

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教育市場の減速、消費者の関心の低下、そして各社が入手困難なインテル製プロセッサーの奪い合いを強いられる中で、ノートパソコンメーカーはここ数ヶ月苦戦を強いられてきました。しかし、状況は好転し始めているかもしれません。DigiTimesは本日、Quanta、Compal、Wistron、Inventec、PegatronといったODM(相手先ブランド設計メーカー)のノートパソコン出荷台数が3月を通して増加したと報じました。

コンパルは、インテルの増産を待つのではなく、自社製品にAMDプロセッサを採用することを決定した企業の一つです。この決定は、3月の出荷量の増加とは関係がないと思われます(出荷量は3月25日まで報告されていませんでした)。しかし、この決定は状況の見通しを示唆しています。出荷量の増加は確かに良いことですが、同社は今年の第1四半期と第2四半期に供給不足が発生すると予想していました。

もしこれらの予想が当たっていたとしたら、コンパルは十分なプロセッサを保有していれば、3月にさらに多くのノートパソコンを出荷できた可能性があります。インテルもCPU生産量を予想外に増加させ、事態を収拾しようとしていた可能性もありますが、その可能性は低いでしょう。14nmプロセッサの供給不足がメーカー各社に及ぼしている影響は、少なくとも今年の第3四半期までは緩和できないと予想されています。

CPU不足は世界的なPC出荷台数の減少の重要な要因であることは間違いありませんが、唯一の要因ではありません。需要も多くの企業にとって問題となっており、ODMメーカーからの出荷台数の増加は、市場がようやくノートパソコンの需要を増やし始めたことを示している可能性があります。投資家を満足させるには、メモリ、グラフィックカード、マザーボード、その他様々な製品の需要を増やす必要があるでしょう。

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