近年モバイルデバイスやVR対応デバイスをターゲットにしているベンチマークメーカーのBasemarkは、新しいWebGL 2.0標準をベースにした新しいBasemark Web 3.0ベンチマークツールでクロスプラットフォーム化を進めています。WebGL 2.0自体はOpenGL ES 3.0モバイルグラフィックAPIをベースにしていますが、WebGL 1.0は以前のOpenGL ES 2.0標準をベースにしていました。
クロスプラットフォームツールであるため、例えばPCとスマートフォンの速度を比較して検証できます。結果はBasemark Powerboardオンラインサービスに保存でき、購入を検討しているユーザーにとって特に役立ちます。
デバイスメーカーは、新製品を市場に投入する前に、競合製品や旧世代の製品との比較テストを行うこともできます。
Basemark は、このツールの開発にあたり、過去 12 か月間、OpenGL ES および WebGL API を担当する Khronos Group と緊密に協力してきました。
「Basemarkは、モバイルデバイス、バーチャルリアリティシステム、そしてブラウザ向けに業界をリードするベンチマークを長年開発してきました。Basemark Web 3.0は、WebGLを含む最新ブラウザ向けの信頼性の高いベンチマーク開発における大きなマイルストーンです」と、クロノス・グループのプレジデントであるニール・トレベット氏は述べています。「特に、BasemarkがWebGL 2.0規格をサポートしていることを歓迎します。この規格は、この新世代APIを用いてブラウザを通じて実現できる強力なレンダリング機能と驚異的なビジュアルを実証するものです」とトレベット氏は付け加えました。
Basemark Web 3.0 は、Basemark GPU Mobile、VRScore、Power Assessment Tool など、同社の他のベンチマーク ツールに加わります。
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ルシアン・アルマスはTom's Hardwareの寄稿ライターです。 @lucian_armasuでフォローできます。