
Raspberry Piはサイバーデッキにはお馴染みのデバイスで、過去10年だけでも数千台が作られ、共有されてきました。しかし今日は、私たちのお気に入りのシングルボードコンピュータ(SBC)の一つであるRaspberry Pi Zero 2 Wを使った、もう少しシンプルでありながら、同じように複雑なものをご紹介します。このプロジェクトはZeroWriterと呼ばれ、RedditでTincangamesという名前で活動するクリエイターによって作成されました。ZeroWriterは、eInkディスプレイと40%キーボードを備えた、完全にポータブルなDIYライティングコンピューターです。
このポータブルライティングコンピューターは、4.2インチのeInkパネルを搭載し、十分な拡張スペースを備えています。このプロジェクトは完全にオープンソースなので、改造の余地が十分にあります。必要なだけストレージ容量を追加したり、使いやすさと効率性の両方を向上させるための様々な調整を行うことができます。
ZeroWriterはPi Zeroをベースに構築されているため、互換性があればほぼすべてのUSBキーボードを使用できます。Tincangamesは40% Vortex Coreキーボードを使用しており、プロジェクトファイルで共有されているコードはこのキーボード専用に設計されています。また、STLファイルも用意されており、ダウンロードしてシャーシを3Dプリントしたい方はどなたでもご利用いただけます。
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このRaspberry Piプロジェクトを再現するには、Raspberry Pi Zero 2 W、micro SDカード、eInkディスプレイ、USBキーボードなど、最低でも約50ドル相当の材料が必要です。TincangameのZeroWriterを完全に再現するには、さらに多くのハードウェアが必要になり、合計で約200ドルかかります。
このプロジェクトのソフトウェアは、TincangamesがZeroWriter専用に開発したPythonベースです。新しいドキュメントの作成、保存、電源オフなどの操作が可能です。このプロジェクトのコードは、GitHubのZeroWriter公式プロジェクトページでご覧いただけます。また、Hackadayでも開発に関する詳細情報が公開されています。
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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。