DDR5 RAM が最新のプラットフォームとともに展開を続ける中、TeamGroup は、従来の RAM 製造に比べて二酸化炭素排出量を削減することを目標とした環境に優しい DDR5 RAM 製品ラインを立ち上げました。
TeamGroupのプレスリリースによると、リサイクルされたアルミニウム製ヒートシンク1万個ごとに、二酸化炭素排出量を73%削減できるとのことです。また、同社は森林管理協議会(FSC)認証のパッケージを使用しており、これにより、パッケージは他の製品よりも持続可能な方法で調達されたものになっていると考えられます。

パフォーマンス面では、T-Force Vulcan Eco DDR5 RAMは、AMD EXPOとIntel XMP 3.0の両方のメモリオーバークロックプロファイルをサポートし、最大6,000 MT/sのスループットを実現する予定です。さらに、オンダイエラーチェックコード(ECC)を搭載しており、プロフェッショナル環境での使用における信頼性と安定性をさらに向上させます。
CASレイテンシは、DDR5-6000キットとDDR5-5600キットのどちらを購入するかによって異なります。後者のキットはCL40でレイテンシが最も高くなります。一方、DDR5-6000キットにはCL38とCL30の2種類があります(ただし、DDR-6000 CL30キットの方が電圧が最も高くなります)。T-Force Vulcan Ecoキットはすべて32GBから始まり、デュアルチャネル動作用に16GBモジュール2枚も搭載されています。
理論上は、これらの数値から、T-Force Vulcan Eco DDR5キットは他のハイエンドDDR5 RAMキットと同等の性能を持つはずです。ただし、このRAMが期待通りの性能を発揮するかどうかは、ベンチマーク結果を待って確認する必要があります。とはいえ、TeamGroup RAMは元々Micron(Crucial RAMも同様)から供給されており、長年にわたり概ね好評を博しています。
Vulcan Ecoシリーズが期待に応える性能を発揮したとしても、 CorsairのDDR5-8000 RAMのような、市場で最も高性能なDDR5メモリと競合できるとは考えにくいでしょう。しかし現実的に考えると、このVulcan Ecoシリーズは市場において確固たる地位を築いていると言えるでしょう。特に、環境への影響を少しでも減らしたいと考えている人にとっては、その価値は十分に理解できるでしょう。
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。