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報道:米国、中国における半導体製造装置の使用制限を検討
(画像クレジット: Kapi Ng/Shutterstock)
米商務省は、中国による米国製半導体製造装置の使用に対する新たな規制を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが昨日報じた。これはファーウェイの半導体調達を困難にするためだという。
これまでの規制により、インテルなどの米国企業はファーウェイへの半導体供給を継続することが困難でした。しかしファーウェイは、米国の半導体企業を捨て、中国の半導体企業に切り替えようとしました。中国の半導体産業は米国の競合他社に遅れをとっているため、ファーウェイはすぐに切り替えを行うことはできません。しかし、中国政府が290億ドルを投じて自国の半導体メーカーを支援することで、その差を埋めることができるかもしれません。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、現在、米国は「外国企業による米国技術の軍事・国家安全保障製品への利用を制限する、いわゆる外国直接製品規則の改正案」を起草することで、こうした計画を阻止しようとしているようだ。
報道によると、外国企業は米国製の設備を用いてファーウェイ向けの半導体を製造するために、米国政府からライセンスを取得する必要がある。また、米国企業はファーウェイへの供給に関する新たな規制にも対処する必要がある。
こうした制限は、中国が自国の半導体産業をより強固なものにしようとする取り組みに壊滅的な打撃を与える可能性がある。自国で半導体を製造しなければならないことと、その製造に必要な装置を自国で製造しなければならないこととは全く別の問題だ。
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