
オルガ・オレルによる新たなヘッドホンコンセプトは、人気の(一部の人にとっては必須アイテムとも言える)オーディオアクセサリーに、全く新しい次元をもたらします。「Futureahead」と名付けられたこのBehance主催の「Future Nostalgia」プロダクトデザインは、レトロなテクノロジーからの影響と、あらゆるものにディスプレイパネルを統合するという現代的なトレンドを融合させています。その結果、サイバーパンク2077にも違和感なく溶け込むヘッドホンが誕生しました。
耳にディスプレイを搭載することのメリットは疑問視されていますが、だからこそOrel社がこの疑問について考えてくれたことに感謝しています。Futureaheadのヘッドフォンデザイナーによると、このディスプレイは以下の用途に役立つとのことです。
- アルバムアートを通して音楽体験を共有する
- プレイリスト、トラック情報、または歌詞を表示しています
- 音楽の視覚化を表示する
- ユーザーが設定したビデオや画像を表示する
- 感情を表現する
- デバイスの状態表示(音量、充電、バッテリーなど)
公共交通機関を利用する機会があれば、聴いている音楽を共有したがる人がいることに気付くでしょう。Futureaheadのヘッドフォンコンセプトは、想像し得るあらゆるビジュアルで、こうした人目を引く音楽鑑賞を新たなレベルへと引き上げます。しかし、他人の利益にならない程度にバッテリーを消耗する部品をヘッドフォンに組み込むということは、当然のことながら、四角いヘッドフォンを頻繁に充電する必要が出てきます。有線モードで使用している場合は、スマートフォンやメディアプレーヤーのバッテリーを消費することになります。
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Orel氏はFutureaheadのデザインに関する技術仕様をいくつか公開しました。このヘッドセットは有線(USB-C)とBluetoothワイヤレスモードで動作すると想定されています。また、イヤークッションはマグネットで固定されるため、好みやメンテナンスの際に簡単に交換できます。音量ホイールやディスプレイのオン/オフを切り替えるボタンなど、直感的に操作できる物理コントロールも備えています(ディスプレイのオン/オフ切り替えボタンは、周りに誰もいないときに便利です)。これらの物理コントロール以外にも、Futureaheadヘッドホンの設定の多くはアプリ経由で行う必要があり、特にイヤーカップディスプレイの表示内容の選択や調整が重要になります。
イヤーカップディスプレイ付きヘッドホンの魅力に疑問を抱く読者もいるかもしれません。特に、形状は機能に厳密に従うべきだと考える人や、ミニマルなデザインを好む人はなおさらです。RGBライティングやコンポーネントディスプレイの統合といったPCの派手な装飾を好む人でさえ、耳の上にディスプレイが乗ることの価値に疑問を抱くかもしれません。一方、この製品に「金をくれ!」と叫んでいる人たちは、この大胆で斬新なデザインのヘッドセットの発売日と価格が発表されるのを待つしかありません。
より伝統的なヘッドホンやヘッドセットをお探しの方は、定期的に更新されている「2023年版 PCゲーミングヘッドセットおすすめランキング:低価格、有線、ワイヤレス」特集をご覧ください。また、究極のリスニング体験のために、オーディオマニア向けの必須PC機器への投資もお忘れなく。
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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。