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レトロなRaspberry Piフロッピーディスクウォークマン

フロッピーディスク。ある人にとっては過ぎ去った時代を思い起こさせるもの、またある人にとっては単なる保存アイコンに過ぎません。しかし、テレンス・イーデンにとってフロッピーディスクは音楽を聴くための手段となりました。彼はRaspberry PiとUSBフロッピードライブを使って、「フロッピーディスクウォークマン」を作り上げました。

テレンス自身の言葉を借りれば、「音楽を再生する最も不便な方法を構築しました! ローファイのひどさとサイバーパンクの汚さが混じった音です。」テレンスはRaspberry Pi 3B+、外付けUSBバッテリー、USBフロッピードライブを使って音楽を再生する手段を作り上げましたが、ファイルサイズを縮小する方法としてOpusオーディオコーデックを採用しました。

Raspberry Pi フロッピーディスクオーディオプレーヤー

(画像クレジット:テレンス・エデン https://shkspr.mobi/)

Opusコーデックを用いて、テレンスはビートルズのアルバム「A Hard Day's Night」全曲(30分45秒)を、3.5インチフロッピーディスクの容量に匹敵する1.4MBのファイルに圧縮しました。音質は低いですが、テレンス自身も認めているように「ビートルズの音源は、低品質のAMラジオでモノラルで再生されることを想定して設計されているため、最新のオーディオコーデックで圧縮するのに適しています」。

プロジェクトの完成と再現手順は、Terenceのブログに掲載されています。ブログには、今後のプロジェクトへの追加作業に関する詳細なToDoリストが掲載されており、トラックの再生を制御する回路の作成、ディスク挿入時の自動再生、ジョギングに持ち運ぶためのケースの3Dプリントなどが含まれています。

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