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AppleはMacの仮想ディスプレイでデュアル4K解像度をサポートするvisionOS 2を発表、Vision Proの販売は6月28日に世界中で開始される。
アップルビジョンプロ
(画像提供:Tom's Hardware)

AppleがvisionOSを搭載したVision Proを初めて発表してから1年が経ちました。そのため、Appleが本日、その論理的な後継機であるvisionOS 2を発表したことは驚くべきことではありません。 

AppleがvisionOS 2で発表した最大のニュースは、写真アプリのアップデートです。Vision Proはこれまでも空間動画と対応デバイス(iPhone 15 Proなど)で撮影した写真に対応してきましたが、新たに既存の2D写真を「空間化」できるようになりました。これにより、まるで写真が画面から飛び出してくるかのような、新たな没入感が生まれます。キヤノンはEOS R7デジタルカメラ用の専用空間レンズをリリースする予定で、これによりVision Proで利用できる空間マルチメディアの量が増えると予想されます。 

SharePlayは写真アプリでも利用可能になりました。つまり、他のVision Proユーザーがあなたの写真ライブラリを体験できるようになり、不気味な空間ペルソナがリアルタイムであなたの部屋に現れるのです。Appleはまた、空間ビデオがFinal Cut Proで編集可能になり、Vision Pro専用の新しいVimeoアプリで視聴できるようになることも発表しました。 

アップルビジョンプロ

(画像提供:Tom's Hardware)

重要な追加機能の一つは、Macの仮想ディスプレイモードです。このモードでは、Vision ProをMacの仮想モニターとして使用できます。Appleによると、今後は超ワイド解像度を含む、最大デュアル4K(7680 x 2160)までの高解像度に対応します。

旅行モードでは、既存の飛行機のサポートに加えて電車のサポートが追加され、Vision Pro ではマウスのサポートが追加され、Mac の仮想ディスプレイ モードで役立つ可能性があります。

Vision Proは2月の発売以来、米国のみで販売されていました。しかし、6月28日に中国、日本、シンガポールで発売され、状況は一変します。その後、7月12日にはオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国でも販売が開始されます。

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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。