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改造者がNESカートリッジを改造して、他のNESゲームとNES自体がプレイできるコンソールに改造
ジェームズ・チャンネルのNESカートリッジをNESとして使えるようにした作品。ここに写っている2つのスロットコンバータは通常は必要ありませんが、延長ケーブルを繋げばカートリッジ単体でプレイできるようになります。
James Channel氏による、NESカートリッジをNESとして再生する動画。ここに写っている2つのスロットコンバーターは通常は必要ありませんが、延長ケーブルを使用することでカートリッジを単体で再生できるようになります。 (画像提供: James Channel on YouTube)

3月22日、YouTuberのJames Channelは、少しだけ改造されたNES Open Tournament Golfのコピーを、他のNESカートリッジをプレイできる完全に機能するNES本体へと改造しました。決意と創意工夫、いくつかの工具、そして小型の丸鋸を駆使し、Jamesはオリジナルのカートリッジと模造コンパクトNES本体、そしてそれらの内部部品を分解し、この融合体を作り出しました。 

昔の任天堂エンターテイメントシステムのカートリッジをご存じない方のために説明すると、あのかさばるカートリッジは、ほとんどの2.5インチSSDケースと同じように、中身が空っぽのプラスチックでした。実際の部品はコンパクトですが、見た目の美しさと将来性を考慮し、最終的なカートリッジのデザインが決まりました。そのため、Open Tournamentカートリッジ内には、実際に作業に十分なスペースがありました。 

クローンユニットによってオリジナルのNESハードウェアを1つのチップに簡単に詰め込むことができることに加え、Jamesは電源にMicro USB、A/V出力に3.5mmケーブルを使用することで、フットプリントを小さく抑えました。オリジナルのコントローラーポートも、オリジナルの基板から取り外してそのまま残しましたが、配線を含めた構成は、カートリッジ内のNESの他の部分よりも多くのスペースを占めています。オリジナルのポートを維持することで、コントローラーのサポートもほぼ完璧になりました。 

また、動画の映像はちらついているように見えますが、編集部分で指摘されているように、これはジェームズのカメラ設定によるものと思われます。録画時のブラウン管テレビやモニターは、シャッタースピードによって画質がかなり異なり、実際の映像には見られないティアリングやちらつきが発生することがあります。

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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。