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ニューヨークの企業が1700万ドル相当の高度な取引ハードウェアの密輸をめぐり中国の捜査を受ける。上海先物取引所にカスタマイズされたプロセッサとネットワークハードウェアを設置したとされる。
上海の金融街のスカイライン
(画像クレジット:ゲッティイメージズ - Qi Yang)

ニューヨークに拠点を置く高頻度取引(HFT)企業、タワー・リサーチ・キャピタルは、上海先物取引所(SHFE)での使用を目的としてハイテクハードウェアを中国に密輸した疑いで、中国当局から非難を浴びている。フィナンシャル・タイムズ紙が報じたところによると、中国税関当局はタワーが税関申告書に記載されていない違法な「カスタマイズされたプロセッサとネットワークハードウェア」を設置したかどうかを調査中だという。

タワー社は1,700万ドル相当のハードウェアを中国に持ち込んだ疑いがある。ハードウェアは押収されていないものの、担当当局は捜査が終了するまでタワー社に対し、SHFEのサーバールームからハードウェアを持ち出さないよう指示した。もしこの疑惑が事実であれば、タワー社は「多額の罰金」や刑事訴追に直面する可能性がある。

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ブルーノ・フェレイラはTom's Hardwareの寄稿ライターです。PCハードウェアやその他雑貨の分野で数十年の経験を持ち、開発者としてのキャリアも積んでいます。細部にこだわり、好きな話題について長々と語る癖があります。それ以外の時間は、ゲームをしたり、ライブミュージックショーやフェスティバルに出かけたりしています。