Intel Clearwater Forestプロセッサが、本日公開されたLinuxカーネルパッチに登場しました。Phoronixが指摘するように、これは2025年発売予定の次世代E-Core XeonプロセッサファミリーであるClearwater Forestに対応する最初のパッチであるため、重要な意味を持ちます。さらに、パッチノートには、Clearwater ForestチップがAtom Darkmontコアを搭載することが記載されています。
最初のパッチとして、今回のリリースで提供されるClearwater Forestのサポートは非常に限定的です。これはよくあることですが、このような早い段階で情報が得られるのは喜ばしいことです。具体的には、開発者が今回の新しいLinuxカーネルパッチにClearwater Forestに関して追加したのは、これらのCPUの新しいモデル番号0xDD(221)のみです。さらに、このパッチでは、Clearwater Forest XeonがIntelのAtom Darkmont(18A)コアを使用することが確認されているようです。
オールE-Core Xeonに聞き覚えがあるとしたら、それはIntelがSierra Forestの発売準備に注力しているためです。Sierra Forestは同社初のオールE-Core(Atom Crestmont)Xeonプロセッサファミリーとなり、今夏に発売予定です。IntelのオープンソースLinuxソフトウェアエンジニアは既にSierra Forestの基礎を築いており、OSだけでなく関連オープンソースプロジェクトにおけるハードウェアサポートも実現しています。
Sierra Forest は、昨年 3 月に Intel のロードマップに登場し、昨年 8 月に最大 144 個の E-コアを搭載すると初めて公式に詳細が発表された興味深いサーバー プロセッサ製品ですが、9 月には最大 288 個の E-コアを搭載した CPU が発表され、製品ファミリが拡張されました。
144コアのSierra Forest CPUを搭載したと思われるシステムの非公式ベンチマーク結果がいくつか確認されました。12月に公開されたGeekbenchのスコアが本物で、かつ状況を代表するものであれば、次世代Xeonプロセッサはマルチスレッドワークロードで圧倒的なパフォーマンスを発揮し、しかも効率的に動作するはずです。一方、シングルコアのパフォーマンスは予想通り低調でしたが、想定されたワークロードであれば問題にはならないはずです。Intelが18AのClearwater Forestのパフォーマンスを、第2世代としてふさわしいものにするためにどのように調整していくのか、今後の動向に注目が集まります。
今後数週間から数か月の間に、Intel のサーバー チップの新種の代表として、Sierra Forest と Clearwater Forest Xeon に関するさらなるリークや流出、横目での注目が集まることを期待しています。
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