
IntelがArc B580とArc B570グラフィックスカードを発売したことで、大きな驚きの一つとなったのが、新たなアドインボード(AIB)ブランド「Onix」の登場です。熾烈な競争と利益率の低下により、AIB市場に新規参入する企業はほとんどありません。しかし、BenchLifeによると、Onixは新参者ではなく、20年以上の歴史を持つ老舗Sapphireのブランドだそうです。
Onix Technology Limitedは2024年8月28日に香港で登記されたようです。BenchLifeによると、Onix Technology LimitedはSapphire Technology Limitedの傘下にあります。Sapphireは主にAMD Radeonベースのグラフィックカード、マザーボード、AIおよびHPC向けサーバーで知られています。残念ながら、OnixがSapphireの一部なのか、それともSapphireの株式を保有し、Nvidia GeForceベースのグラフィックカードメーカーであるZotacを所有するPC Partner Groupの一部なのかは不明です。いずれにせよ、Onixは市場の新参者ではありません。
現時点では、OnixはIntel Arc B580とArc B570グラフィックカードのみを提供しています。これらはエントリーレベル市場をターゲットとしており、これらのボードで大きな市場シェアを獲得することは難しいでしょう。とはいえ、これは始まりに過ぎません。IntelのArc B700シリーズ製品がより高速になれば、愛好家の注目を集め、ひいては市場シェアを拡大するでしょう。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。