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インテル Core i5 CPU が 2020 年オリンピックの顔認識技術に採用される (更新)

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編集者注:この記事は2019年9月11日午前9時38分(太平洋標準時)に初公開されました。Intelからのコメントを追加し、2019年9月13日午前8時45分(太平洋標準時)に更新されました。

インテル社によると、NeoFaceは「会場や宿泊施設の入場口で、選手、ボランティア、報道関係者、その他スタッフを含む30万人以上の参加者の身元確認に使用される」という。その目的は「身分証明書の不正使用に関連するリスクを防止」するとともに、「身分証明書確認にかかる長い待ち時間を短縮」することだ。

まだ判断するには時期尚早だが、これは公共の場での顔認識の活用方法の中で、比較的物議を醸す可能性が少ないものの一つかもしれない。Intelがリストアップした人物は、IDバッジを取得するために既に写真撮影が必要となる。これらの人物を、手作業でバッジを確認する代わりに顔認識で識別するのは、主に利便性の問題である。

顔認識の他の用途は、はるかに侵入的になり得る(少なくとも、より不気味だ)。例えば、企業は見る人に合わせて外観をカスタマイズする看板のデモを行っており、活動家たちは米国政府による顔認識技術の使用に反対している。

しかし、だからといってNeoFaceが疑問視されないわけではありません。Intelは発表の中で、このツールで処理されたデータをどのように保護する予定なのか、2020年夏季オリンピック終了後にそのデータがどうなるのか、誰がそのデータにアクセスするのかについては言及しませんでした。しかし、Intelに問い合わせたところ、NeoFaceは同社のCore i5テクノロジーで動作するものの、顔認識ツールの運用には一切関与しないと明言されました。Intelの広報担当者は、Intelは「システムのデータには一切アクセスできない」と述べ、NECに問い合わせるよう指示しました(NECから回答が得られ次第、この記事を更新します)。

私たちの質問に答えて、インテルは人工知能 (AI) に関しても声明を発表しました。

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インテルの2020年夏季オリンピックへの貢献はNeoFaceだけにとどまりません。同社はIntel True VRを活用し、複数の競技の没入型バージョンを提供するほか、同社の人工知能(AI)がオリンピックの公式ビートを制作し、同社のハードウェアはシスコのネットワーク機器に搭載されます。