家のセキュリティ対策は、いくら万全を期してもしすぎることはありません。そこでポーランドの学生グループ(Slawomir Sojka、Damian Prochaska、Jakub Ciemala、Nikodem Szlauer、Wojciech Droździk、Hubert Wróblewski)は、Raspberry Piで動作するQRコード生成ゲートロックプロジェクト「The IOT Lock」を立ち上げました。このプロジェクトは、来客がゲートやドアのロックを解除するためのカスタムコードを生成します。単一のPINやパスワードに頼るのではなく、各QRコードは固有のもので、いつでも無効にすることができます。
このプロジェクトを効果的に進めるには、Raspberry Piのセキュリティを確保する必要があります。そのため、Raspberry Piは各イベントのログを記録し、ユーザーがアクティビティを監視し、ドアやゲートへのアクセスが適切に割り当てられていることを確認できます。チームによると、このアイデアは、従来の鍵のシステムを、スマートフォンからアクセスできるデジタル化されたシステムに置き換えることです。
プロジェクトのデモでは、Raspberry Pi、モーションセンサー、CM2D QRスキャナー、12Vリレー、8GB microSDカードを使用しています。ただし、プロジェクトのニーズに合わせていくつかのコンポーネントを変更することも可能です。コスト削減と柔軟性の向上のため、システムを別のマイクロコントローラーであるESP32と互換性を持たせるようにアップデートする予定です。
このシステムには、グラフィカルインターフェースを備えたウェブアプリが含まれており、設定の調整、QRコードの生成、ゲートアクセスの管理者としての操作が簡単に行えます。ユーザーチームを作成してQRコードを送信し、ユーザーごとではなくチームとしてアクセスを許可することも可能です。プロジェクトで使用されているソフトウェアの詳細については、GitHubの公式プロジェクトページをご覧ください。
このRaspberry Piプロジェクトを再現したい場合は、The IOT Projectのウェブサイトにあるブログ記事で、組み立て方を詳しく解説しています。ElectroMakerでも詳細な組み立て手順をご覧いただけます。
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アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。